アーリング・ハーランド

 マンチェスター・Cに所属するノルウェー代表FWアーリング・ハーランドが、プレミアリーグ記録を更新した喜びを語った。3日、イギリスメディア『スカイスポーツ』が伝えている。

 プレミアリーグ第28節延期分が3日に行われ、マンチェスター・Cはウェストハムと対戦。50分にネイサン・アケのヘディング弾で先制すると、70分にはハーランドがループシュートから追加点をマーク。さらに85分にはフィル・フォーデンがダメ押しゴールを挙げ、3-0で勝利を収めた。

 先月26日のアーセナル戦で38試合制における1シーズン最多得点記録を樹立していたハーランドは、同30日のフルアム戦に続いてこの試合でも1ゴールを挙げ、リーグ戦のゴール数が「35」に到達した。

 これにより、1シーズンが42試合制だった1993-94シーズンと1994-95シーズンにアンディ・コール氏とアラン・シアラー氏がそれぞれ記録した34ゴールを上回り、1992年に創設されたプレミアリーグの1シーズンにおける最多得点記録を更新した。

 プレミアリーグ挑戦1年目ながら、最多得点記録を塗り替えたハーランドは試合後、「とても嬉しいし、誇りに思っている」と喜びつつ、「特別な夜になったし、特別な瞬間でもある」と語った。

 なお、今シーズンの公式戦ではここまで45試合の出場で51ゴールを挙げているハーランド。トム・ウォリング氏がアストン・ヴィラで記録した1930-31シーズン以来、92年ぶりに公式戦50ゴールを達成しており、1927-28シーズンにディキシー・ディーン氏がエヴァートンで記録した63ゴールというイングランド歴代最多のシーズン得点記録の更新にも期待がかかっている。

 この記録を意識しているかと聞かれたハーランドは「今は考えていない」ことを強調しながら、次のように続けた。

「こういった記録のことについてばかりを話し続けることはできない。さもないと頭がおかしくなってしまう。今は家に帰って、少しビデオゲームで遊んで、何かを食べて寝る。それが僕の人生だ」