バルサ、アレマニーSDの後任としてデコ氏を検討か…メッシ復帰計画のキーパーソンに?

 バルセロナは、今季をもってスポーツディレクター(SD)職から離れるマテウ・アレマニー氏の後任として、デコ氏の招へいを検討しているようだ。3日、スペイン紙『マルカ』が報じている。

 バルセロナは2日、今季限りでマテウ・アレマニーSDが退任することを発表。昨夏の移籍市場では深刻な財政難に陥った状況にも関わらず、アレマニーSDはFWロベルト・レヴァンドフスキやFWハフィーニャらの獲得を成功させた。この手腕によって強化されたチームは、4季ぶりのラ・リーガ優勝が目前にまで迫っている。

 そんな敏腕SDの後任には、クラブOBでもあるデコ氏を検討しているようだ。『マルカ』によると、バルセロナのジョアン・ラポルタ会長は、代理人としてピエール・エメリク・オーバメヤンやハフィーニャの移籍などにも携わった同氏に全幅の信頼を寄せているとのこと。また、リオネル・メッシの復帰を目指す上で、同選手と良好な関係を築いているデコ氏を取り込みたいという思惑もあることを報じている。

 一方で、デコ氏がバルセロナのSDの立場を手に入れた場合、現職の代理人稼業を辞めなければならない模様。『マルカ』は「バルセロナの移籍政策に大きな責任を持つことは、明らかな利益相反になり得るため、代理人とは相容れないだろう」と両立は困難であることを指摘している。

 なおデコ氏の他、元ベティスのアントニオ・コルドン氏も候補者のようだが、今のところは納得できるような選択肢ではないようだ。