ナポリを率いるルチアーノ・スパレッティ監督が、スクデット獲得の喜びを語った。4日、クラブ公式サイトがコメントを伝えている。
今シーズンのセリエAで首位を独走しているナポリは、現地時間4日にセリエA第33節でウディネーゼと対戦。敵地に乗り込んだナポリは序盤に先制ゴールを献上するも、後半開始直後の52分にCKの流れからヴィクター・オシムヘンの得点で試合を振り出しに戻す。その後は得点は生まれず、試合は1-1で終了。「1」ポイントを積み上げたナポリが、2位ラツィオとの勝ち点差を「16」に広げ、5試合を残してセリエA制覇を決めた。
元アルゼンチン代表の故ディエゴ・マラドーナ氏在籍時以来33年ぶり3度目のスクデット獲得を果たしたナポリ。就任2シーズン目でチームに久々の栄冠をもたらしたスパレッティ監督だが、データサイト『Opta』によると64歳58日でのスクデット獲得は、セリエAでの最年長記録だという。殊勲の指揮官は「この幸せはすべてナポリのために」と前置きした上で、次のようにリーグ制覇への喜びを語った。
「私はスクデットを獲得するためにこのクラブにやってきた。一連の優れた監督たちがナポリを去った後、私が唯一目指すことが出来たのは勝利だった。ナポリの人々が喜ぶ姿を見るのは、言葉では言い表せない感動がある。彼らの情熱と愛情、そしてこのクラブのジャージを着る責任感を肌身で感じることができる。彼らは今日、私に最大の喜びを与えてくれた」
「我々は壮大な旅をし、困難な局面にも常に対応してきた。今は安らぎを得ている。我々はこの街に歴史の1ページを刻むことに成功したんだ。『勝つことはできないだろう』と人々に言われた。私がスクデット獲得の目標を話した時、誰もが私を批判し、『目標を高く設定し過ぎている』と言った。しかし、私は選手たちの力を最大限引き出し、勝利のメンタリティーを構築し、この言葉を実践したんだ」
「まずはファン・サポーターに、次にクラブと会長に、そしてこのクラブのために日々働いているすべての人々にこのタイトルを捧げる。家族と大きなファンである娘のマティルデ、そしてマルチェロにも特別な思いを寄せたいと思う」