【プレミアリーグ】ブライトン1-0マンチェスター・ユナイテッド(日本時間5月5日/アメックス・スタジアム)
三笘薫は試合開始直後から気合が入っていた。相手のパスミスをカットした日本代表は、そのままGKデ・ヘアとの1対1を迎えた。この場面で三笘は同列のラインにいた味方選手にパスをするのではなく、自らシュートを打つことを選択。しかし、至近距離で放ったシュートはデ・ヘアの顔面を直撃してしまった。
ブライトンの選手たちは、およそ2週間前のFAカップ準決勝で味わった悔しさをホームで晴らそうと気合が入っていた。
試合開始直後の4分、三笘薫がマンチェスター・ユナイテッドDFリンデロフのパスが弱くなったところを狙ってカットすると、GKデ・ヘアとの1対1を迎えた。余裕があったため、相手GKを横に倒そうとシュートをためた三笘だったが、経験豊富な元スペイン代表GKは最後まで身体を大きく広げてこれに対応した。
距離を詰められたタイミングで、三笘は浮かせたシュートを放ったが、蹴り上げたボールは身体を大きく広げてデ・ヘアの顔面を直撃。この1対1の場面ではマンチェスター・ユナイテッドの守護神に勝ちがついた。
ABEMAで解説を務めた槙野智章氏は「自分でゴールを取りたいっていう気持ちもあったと思いますけども、決め切りたいですね」と決定力の部分について言及。そして同ラインの味方選手にパスを出さず、自らシュートを放ったことに対しては「ゲームが始まって3分ですし、最近点を取れていないというところで自分がという思いがあったかもしれませんね」と三笘の心理についての仮説を立てた。
これには視聴者も「そこは決めてくれ」「三笘おしいい」「カットまではよかった」など、絶好機を外したことに残念がるコメントが多く見られた。その一方で「顔面か」「これは痛い」「反応出来てた訳じゃ無いけど…」「顔横狙ったら当たったんやろな」「デヘア大丈夫か」と、決死の顔面ブロックでゴールを守ったデ・ヘアの状態を心配する視聴者もいた。
結果的に三笘の自らシュートを放つという決断は失敗に終わってしまったが、「自分が試合を決めるんだ」という強い姿勢が垣間見えた場面だった。この試合で一段と気合が入っていたことを証明するシーンとなっている。
なおこの試合は最終盤まで得点が生まれない展開となったが、後半アディショナルタイムにラストプレーでPKを獲得したブライトンが、1-0で勝利。2試合の未消化試合を残す中で、暫定6位へと浮上した。
(ABEMA/プレミアリーグ)(c)aflo