レアル・マドリードのベルギー代表GKティボー・クルトワが、同僚FWヴィニシウス・ジュニオールを取り巻く環境について語った。4日、スペイン紙『マルカ』が伝えている。
ここ最近のラ・リーガにおいてヴィニシウスへの風当たりは、以前にも増して強まっている。今シーズンは同選手に対して、マジョルカやアトレティコ・マドリードのサポーターによる人種差別的行為が確認された他、ピッチ上でも過度な挑発行為から小競り合いに発展するシーンが散見されている。
そんな中で、クルトワは「ヨーロッパでは、ヴィニシウスとレアル・マドリードに対するリスペクトが強いように感じる」としつつ、「チェルシーとリヴァプール戦では問題はなかった。彼ら自身もイングランド国内では“蹴られる側”だからね。タフな相手だったよ」とスペイン国外の試合ではヴィニシウスを取り巻く環境が違うことを明かした。
ここまでの公式戦49試合に出場し22得点18アシストを記録するなど、左ウィングとして世界最高峰の呼び声も高いヴィニシウス。だからこそ、クルトワは「彼が今やっているように、足で答えてくれると信じている。マドリーに到着したヴィニと、今のヴィニの間には“別世界”があり、それこそが人々を黙らせることができる方法なんだ」と結果で周囲のノイズを払うことができる、と確信しているようだ。