プレミアリーグ第35節が6日に行われ、リヴァプールとブレントフォードが対戦した。
今季のリヴァプールは序盤からなかなか波に乗り切れなかったが、現在は5連勝中と調子を上げてきている。6連勝を目指す今節は9位で2連勝中のブレントフォードとホームで対戦。リヴァプールはフィルジル・ファン・ダイク、モハメド・サラー、ダルウィン・ヌニェスらが先発に入り、ブレントフォードはマティアス・イェンセン、イヴァン・トニー、ブライアン・エンベウモらがスタメンに並んだ。
試合は13分に均衡が破れる。敵陣高い位置でクリアボールを回収したファビーニョが右へ繋ぐと、トレント・アレクサンダー・アーノルドをを経由してボールはサラーの元へ。折り返しを受けたファビーニョが右足で浮き球のパスを送ると、ファーサイドでフリーになっていたファン・ダイクが頭で折り返し、最後はサラーが押し込む。サラーの3試合連続、ホームゲームでは公式戦9試合連続となる今季プレミアリーグ19ゴール目で、リヴァプールが先手を取った。
その後はブレントフォードの反撃を受けるシーンも少なくはない中、リヴァプールは追加点を目指して前へ出る。29分には敵陣左サイドでカーティス・ジョーンズがボールを回収すると、リヴァプールは一度やり直して最終ラインでボールを繋ぐ。中央へ絞った位置でボールを受けたアレクサンダー・アーノルドが裏のスペースへ浮き球のパスを通すと、抜け出したヌニェスがダイレクトで合わせたものの、シュートはジャストミートせずに枠を外れた。
対するブレントフォードは40分、自陣右サイドでのスローインをフランク・オニェカが落とすと、リターンを受けたアーロン・ヒッキーがダイレクトで斜めへ付ける。待っていたトニーもダイレクトで裏のスペースへ流すと、抜け出したエンベウモが一気にスピードアップ。寄せてきたファン・ダイクを振り切って左足で叩き込んだものの、エンベウモのポジションがオフサイドだったため得点は認められず。前半はこのままリヴァプールの1点リードで終了した。
後半に入ると立ち上がりはブレントフォードがゴール前に迫る時間が続いたが、決め手を欠いて決定機を作り出すまでには至らない。するとリヴァプールは53分にビッグチャンスを作り出す。右サイド開いた位置でボールを受けたサラーが内側を駆け上がったディオゴ・ジョッタを使うと、深い位置から鋭いボールを折り返し。狙っていたコーディ・ガクポは押し込むだけだったが、意図が合わずジャストミートできなかった。
その後も再びスコアが動くことはなく、リヴァプールの1点リードで終盤に突入。78分には敵陣でクロスボールを拾ったアレクサンダー・アーノルドが強烈なミドルシュートを放ったものの、ここはGKダビド・ラヤがビッグセーブを見せた。
試合はこのままタイムアップ。リヴァプールがホームで激闘を制し、プレミアリーグ6連勝を飾った。現時点で消化試合数が2試合少ない4位マンチェスター・Uとの勝ち点差は「1」まで縮まっている。一方のブレントフォードは3連勝とはならず。4試合ぶりの黒星を喫した。
次節、リヴァプールは15日に敵地でレスターと対戦する。一方、ブレントフォードは14日にウェストハムをホームに迎える。
【スコア】
リヴァプール 1-0 ブレントフォード
【得点者】
1-0 13分 モハメド・サラー(リヴァプール)