マンチェスター・Uを率いるエリック・テン・ハフ監督が、痛恨のミスを犯したスペイン代表GKダビド・デ・ヘアを擁護した。7日、イギリスメディア『スカイスポーツ』が伝えている。
プレミアリーグ第35節が7日に行われ、マンチェスター・Uはウェストハムと対戦。27分にサイード・ベンラーマのシュートをGKデ・ヘアが防ぎ切れずに失点すると、最後まで得点を奪うことはできず、0-1で敗れた。
痛恨のミスから失点を許し、敗戦を喫したことで、2023年6月30日までとなっている現行契約の延長を反対する声も上がっているデ・ヘアだが、テン・ハフ監督は試合後、「私たちは彼に残留してほしいし、契約を延長することを望んでいる」とコメント。現在プレミアリーグで最多となる15回のクリーンシート数(無失点試合)を達成している同選手の存在の重要性を強調した。
「彼はプレミアリーグで最多のクリーンシートを記録している。彼がいなければ、私たちは今、この場所にはいることはなかっただろう。彼は私の信念を持っている。心配はいらない。これは起こり得ることで、チームとして対処しなければならないことだと思う。個性を見せて、立ち直って、反撃しなければならない」
この結果、5位リヴァプールとの勝ち点差が「1」に縮まった4位マンチェスター・Uだが、1試合未消化となっていることもあり、4試合で勝ち点「9」を獲得すれば自力で4位以内でシーズンを終えることができる。
テン・ハフ監督は「リヴァプールのことは関係ない。すべては私たち次第だ。順位表を見れば、すべてが自分たちの手の中にあることがわかる」と語り、次のように続けた。
「自分たちの通常のパフォーマンスを見せることができれば試合に勝つことはできると思う。他を見る必要はない。自分たち自身に目を向け、自分たちのレベルに戻る方法を見つけなければならない。何も変わらない。勝利すればもっと簡単になったかもしれないが、4試合で3勝が必要だ。すべてが手の中にあり、信じなければならない」