『しくじり先生 俺みたいになるな！！』に、ボクシング元世界王者の竹原慎二が登場。膀胱がんを宣告された当時の様子を語った。
番組には、オードリーの若林正恭、平成ノブシコブシの吉村崇、ハライチの澤部佑、横山由依、渡邉美穂、朝倉未来らが出演。
かつてTBSで放送していたバラエティ番組『ガチンコ！』の企画「ガチンコ・ファイトクラブ」に出演し、世間の人気を集めた竹原。一気に知名度が高まって女性からもモテモテだったが、道を歩けばヤンキーから喧嘩を売られ、殺害予告を受けるなど、苦労もある日々だったという。
そして2014年42歳の時、竹原に人生最大の危機が訪れる。頻尿の症状が出始め、血尿が出て精密検査を受けたところ、膀胱がんと診断されたのだ。がんはリンパ節にも転移しており、竹原は「ただただ愕然とした」「どうしたらいいかわからず泣いていた」という。病院の帰りの車の中では夫婦二人で大泣き。「今まで味わったことのない恐怖が襲ってきて涙が止まらなかった」「人生終わったと思った」と当時の心境を明かした。
竹原は「なんでそんなに悲しかったのかな？と考えてみたら、今がめちゃめちゃ幸せだったから」。現役時代は「いつリングの上で死んでもいい」と思っていたが、大切な家族の存在もあり、幸せな日々が終わってしまうことが怖くなったという。
その後、竹原は妻のサポートもあり、地道に治療をして奇跡的に回復。妻はがんの治療法を探したり、様々な面で支えてくれたといい「今思えば、妻に感謝しかない」とふり返った。実は竹原は病気になる前、妻とは仲が悪かったという。妻の部屋に行こうとすると「頼むから来ないで」と拒否されるような距離感だったが、病気をきっかけに今ではラブラブに。
また、人との関わり方にも変化があり、以前までは周囲から「威圧的」と怖がられていたが、今では「優しくなった、穏やかになった」と言われるという。竹原は「生きているだけで本当に素晴らしいという喜びを知りました」と人生観を語っていた。
