ヴァンサン・コンパニ監督

 バーンリーは7日、ヴァンサン・コンパニ監督との契約延長を発表した。なお、新契約は2028年夏までとなる。

 現在37歳のコンパニ監督はアンデルレヒトの下部組織出身で、ハンブルガーSVやマンチェスター・Cでのプレーを経て、2019年7月に“選手兼監督”として古巣のアンデルレヒトに復帰し、2020-21シーズンから正指揮官を務めていた。2021-22シーズンはレギュラーシーズンを18勝10分け6敗の勝ち点「64」で終えると、プレーオフ1(PO1)では2勝2分2敗の3位でフィニッシュ。翌シーズンのヨーロッパカンファレンスリーグ(ECL)出場権を置き土産に、同シーズン限りで退任した。

 そして、2022年7月にプレミアリーグから降格したバーンリーの指揮官に就任すると、攻撃的なサッカーでチームを好転させ、第14節以降は首位を独走。先月7日に行われた第40節ミドルスブラ戦の勝利でプレミアリーグ自動昇格を決め、同25日に行われた第38節延期分のブラックバーン戦で2試合を残してチャンピオンシップ(2部)優勝を決めていた。

 なお、バーンリーはリーグ戦1試合を残して勝ち点「98」に到達。イギリスメディア『BBC』によると、最終節のカーディフ戦に勝利すれば、2013-14シーズンのレスター以来となる勝ち点「100」以上を達成するチームになるようだ。

 この手腕から現在正式な指揮官が不在となっているチェルシートッテナムから関心を示されていることが報じられていたコンパニ監督だったが、今回新しくバーンリーと5年契約を締結したことが発表された。

 新契約を締結したコンパニ監督はクラブ公式サイトで「バーンリーとターフ・ムーア(本拠地)は最初から正しいと感じていたので、新たに5年契約を結んだことも正しいことだと感じている。ファンと共に、私たちは再びターフ・ムーアを要塞にすることができた。今後も一歩ずつ、バーンリーをよりよくしていく仕事を楽しみにしている」と喜びを語った。