トッテナムとクリスタル・パレスが7日、人種差別的な行為に関するクラブの声明を発表した。
6日に『トッテナム・ホットスパー・スタジアム』で行われたプレミアリーグ第35節のトッテナム対クリスタル・パレスの一戦は、前半アディショナルタイムのイングランド代表FWハリー・ケインのゴールが決勝点となり、1-0でトッテナムの勝利に終わった。
しかし、この試合中にアウェイスタンドの一部観客から韓国代表FWソン・フンミンに向けて人種差別的なジェスチャーが行われた模様で、これがSNS上で拡散され問題となっている。
これを受け、トッテナムはクラブ公式サイトを通じて以下のように声明を発表した。
「昨日の試合中にソン・フンミンに対する人種差別の申し立てがあったことを認識している。いかなる種類の差別も忌まわしいものであり、社会、試合、私たちのクラブに居場所はない。私たちはロンドン警視庁とクリスタル・パレスと協力をして、関係者の調査と特定を進めていく」
「ソンが今シーズン序盤のチェルシー戦で同様の人種差別を受けた時と同じように有罪となった場合には、その個人が可能な限り最大限の制裁を受けるように私たちは全力を尽くします」
また、クリスタル・パレスもクラブ公式サイトで「昨日のスパーズ戦のアウェイスタンドでソン・フンミンに対して人種差別的なジェスチャーをしているように見える人物がいたことがネット上で広がっていること(および直接寄せられた報告)を認識している。証拠は警察と共有されており、その人物が特定された場合にはクラブから処分を受けることになる。私たちのクラブではそのような行為を容認することはない」と非難する声明を発表した。