【プレミアリーグ】ブライトン1-5エヴァートン(日本時間5月9日/アメックス・スタジアム)
まさかの先制劇だった。ブライトンのビルドアップが狙われ、三笘のところでボールを奪われるとカウンターから相手に先制点を献上。その時間は、キックオフからわずか34秒。欧州カップ戦出場権を狙う上位チームとなんとか降格を免れたい下位チームとの対戦は波乱の幕開けとなった。
試合開始直後、ブライトンの左SBエストゥピニャンから三笘薫へのパスをエヴァートンDFパターソンに奪われると、すぐにイウォビへとボールが渡りカウンターがスタート。最後はカルバート=ルーウィンからドゥクレへとグラウンダーのクロスが通り、34秒でアウェイチームが先制に成功した。
ABEMAで解説を務めた鄭大世氏は「前プレがハマったシーンでしたね。2人で崩している。ブライトンはけっこう立ち上がりの失点多い」と分析。視聴者も「早すぎて草」「立ち上がりにやられるケース多い」「ブライトンこれなければCLいけそうなチームなんやけどなあ」「確かに速攻で先制されること多い」と、開始直後の失点に驚く声が寄せられた。
エヴァートンのハイクオリティなカウンターに「なんで17位??」という意見もあったが、この試合でダイシ監督が率いるチームは対ブライトン対策を徹底しており、その裏を完全に突かれた形だ。エヴァートンはこのゴールに始まり、前半だけで3ゴールを奪うと、後半にも2点を追加。その大半がカウンターからの得点と、ブライトンの最大の武器でもあり、最大の弱点にもなり得るビルドアップを研究していたことが功を奏した。
この試合をまさかの1-5で落としたブライトンは、順位は変わらず7位のまま。残り5試合はアーセナル、マンチェスター・シティ、ニューカッスルとトップ3とのカードを残しており、サウサンプトン以外は上位陣との対戦である。彼らから多くの勝ち点を獲得することは、今季好調を示してきたブライトンとはいえ大きな期待は抱けず、6位以上のチームに出場のチャンスが巡ってくる、来季のUEFAヨーロッパリーグ出場権獲得も危うくなってきた。
(ABEMA/プレミアリーグ)