マンチェスター・Cを率いるジョゼップ・グアルディオラ監督が、チャンピオンズリーグ(CL)準決勝ファーストレグに向けた意気込みを語った。8日、クラブ公式サイトがコメントを伝えている。
2016年夏のグアルディオラ監督就任後、国内で無類の強さを誇り、数々のタイトルを獲得しているマンチェスター・C。しかし、CLでは毎シーズン決勝トーナメントに進出するものの、未だ一度もビッグイヤーを掲げることができていない。悲願の初制覇を目指す今シーズンはグループリーグを危なげなく首位突破し、その後はライプツィヒとバイエルンを撃破。迎える準決勝では大会史上最多14度の優勝を誇るレアル・マドリードと激突する。
マンチェスター・Cは昨シーズンもCL準決勝でレアル・マドリードと対戦。その時はホームでのファーストレグを4-3で制したものの、セカンドレグでは延長戦の末に1-3で敗北。惜しくも決勝進出を逃すこととなった。昨年の対戦を「2試合とも非常に良いプレーができたが、それでは十分ではなかった」と振り返ったグアルディオラ監督。その上で“王者”撃破への意気込みを次のように語った。
「しかし、過去に起こったことは過去に起こったことでしかない。我々はリベンジのためにここにいるわけではない。これは我々に訪れた別のチャンスなんだ。我々がここにいる限り、いつの日かそれ(ビッグイヤー)を手にすることができる。いつか決勝に進出し、そして優勝するんだ。今シーズンは正にそのためにここに来ている」
「昨シーズンも同じ目的でここに来たが、実現しなかった。彼らは(レアル・マドリード)はこの大会ですべきことを良く理解しているからね。しかし、今回は昨シーズンとは全く違う。我々は彼らと対戦すればするほど、より多くのことを学ことができる。起こったことを学び、良い結果を出し、明日も良いパフォーマンスをすることで、本拠地で決勝進出を決めるチャンスを得られるだろう」
続けて、指揮官は悲願のCL制覇への思いも吐露。「7年前に私が就任して以来、CLを勝ち取りたいと思い続けている。次のシーズンも、その次のシーズンもそうだ。昨シーズンはまるで世界が終わったかのような気分だったよ。だからこそ、絶対に勝ち取りたいんだ」と並々ならぬ決意を語った。
悲願達成までは残り3試合。マンCは目の前に立ち塞がる“白い巨人”を倒せるのだろうか。注目のファーストレグは日本時間の10日午前4時にキックオフを迎える。