ジョルジーニョ

 アーセナル所属のイタリア代表MFジョルジーニョが、今シーズン残り3戦に向けてチームに集中を促した。8日、イギリス紙『イブニング・スタンダード』がコメントを伝えている。

 2003-04シーズン以来19年ぶりのリーグ制覇を目指し、プレミアリーグ終盤戦を戦っているアーセナル。4月には痛恨の3戦連続ドローを演じると、タイトル争いの“ライバル”マンチェスター・Cとの天王山では1-4の完敗を喫し、首位の座から陥落した。しかし、その後はチェルシーとニューカッスル相手に連勝。1試合消化の少ない首位マンチェスター・Cとの勝ち点差は暫定「1」となっており、わずかながら逆転優勝の可能性を残している。

 2度の直接対決をすでに終えているため、逆転優勝に向けてはマンチェスター・Cが勝ち点を取りこぼすのを待つしかないアーセナル。残るブライトン、ノッティンガム・フォレスト、ウルヴァーハンプトン(ウルブス)との試合では、タイトル獲得への望みを繋ぐためにも3戦全勝が求められる。チェルシーやイタリア代表でタイトル獲得を経験しているジョルジーニョは、運命の残り3試合に向けて次のようにコメントしている。

「正直に言うと、僕はマンチェスター・Cの試合を見ていないんだ。僕たちが目の前の試合に勝たなければ、彼ら(マンチェスター・C)の試合結果は大きな意味を持たないからね。最後に何が起こるかを目撃することになるだろう。実際に何が起こるかはまだ分からない。しかし、自分たちに何ができるかは理解しているので、そのことに集中する必要がある。そして、彼らには彼らのやるべきこと、考えるべきことがあるんだ。それだけのことだよ」

 今冬にチェルシーから電撃加入したジョルジーニョ。当初はガーナ代表MFトーマス・パルティのバックアッパーと見られていたものの、直近では同選手に代わり中盤の底で先発出場するケースも見受けられる。ジョルジーニョ本人はミケル・アルテタ監督の起用法については「僕たちは異なる2人のプレーヤーだし、それぞれが異なる試合で監督の要求に応えることができる。監督にとっては2つの良い選択肢だと思うよ。僕たちにできることは、監督が僕たちを必要とする時に向けて準備し、チームを助けるためにベストを尽くすことだ」と語った。

 アーセナルは現地時間14日に行われる次節で、日本代表FW三笘薫が所属するブライトンをホームに迎える。