トニ・クロース

 レアル・マドリードの元ドイツ代表MFトニ・クロースが、9日に行われるチャンピオンズリーグ(CL)・準決勝ファーストレグのマンチェスター・C戦を前に心境を語った。8日、スペイン紙『アス』が伝えている。

 大会最多14度の優勝を誇るレアル・マドリードは今季も、リヴァプールチェルシーなどを退けて3シーズン連続のベスト4に駒を進めた。そして準決勝の相手はマンチェスター・Cに決まり、昨季準決勝の再戦が実現。迎える9日のファーストレグでは、本拠地『サンティアゴ・ベルナベウ』にマンチェスター・Cを迎える。

 コパ・デル・レイ(国王杯)決勝戦でオサスナと死闘を繰り広げ、通算20度目の戴冠を成し遂げた夜から、中2日で臨むマンチェスター・C戦。“大一番”が連戦となるこの日程だが、クロースは「大丈夫だ。決して言い訳を探すつもりはない」と強調。続けて「調子が良い日もあれば、悪い日もある。でも、僕たちの強さは失われない。明日も疲れはないだろう。なにせ、チャンピオンズリーグの準決勝だ」と揺るがない自信を示した。

 昨夏に、最後のピースとしてFWアーリング・ハーランドを加えたマンチェスター・Cはプレミアリーグで首位に立ち、CLでも無敗でベスト4にまで勝ち進んでいる。現状、最もビッグイヤーに近いチームとの対戦について、クロースは「良いプレーをして、ゴールを決め切り、守備面も怠らないこと。毎試合3、4点取るようなチームを相手にするには、こういったことが重要になる。僕たちはこのような試合を何度もくぐり抜けているから、その経験を信頼しよう。きっと、うまくいくさ」と意気込みを語った。

 最後に、クロースは「幸運なことに、僕たちはノックアウトステージで質の高いチームと何度も対戦し、打ち負かしてきた」としつつ、「アヤックスに1-4で負けたのを覚えている(2018-19シーズンのCL)。それが最も難しかったというわけではないけど、その日はそうだった。結局、その日次第なんだ。ペップのいるシティは、もちろん簡単ではない」と改めて強敵であることを口にしている。

 これまでに幾度も過密日程や逆境といった“修羅場”をくぐり抜け、欧州王者で在り続けるレアル・マドリード。揺るがない自信を武器に、マンチェスター・Cを返り討ちにするのだろうか。注目の一戦は、日本時間10日4時にキックオフを迎える。

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