リヴァプールの脅威的な快進撃が止まらない。9日、スペイン紙『ムンド・デポルティーボ』が不調を脱した同クラブを分析している。
プレミアリーグ第35節が6日に行われ、リヴァプールはホームでブレントフォードと対戦した。試合は、エジプト代表FWモハメド・サラーの決勝点を守り切ったリヴァプールが勝利。リーグ戦6連勝を飾っている。
一時はリーグ中位に位置するなど、今シーズン不振の時期が続いたリヴァプール。しかし、現在は見事に復調し、消化試合数が1試合少ない4位マンチェスター・Uとの勝ち点差を「1」にまで縮めている。同紙は、リヴァプール復活の要因を3つに分けながら紹介した。
要因として挙げられた1つ目のポイントは、チャンピオンズリーグ(CL)での敗退だ。ヨーロッパの舞台から姿を消したことにより、プレミアリーグに集中できる環境が整ったと指摘。CL敗退後、ラ・リーガで同様に好調を維持するアトレティコ・マドリードを引き合いに出しながら見解を述べている。
2つ目は、ケガ人の復帰だ。今季のリヴァプールは負傷者が続出しているが、同紙では、ポルトガル代表FWディオゴ・ジョッタとコロンビア代表FWルイス・ディアスの不在が、波に乗り切れずにいたチームにとって、大きな打撃であったと伝えている。
3つ目は、エジプト代表FWモハメド・サラーの存在だ。クラブのエースは3月と4月のリーグ戦で合計10ゴールを記録。“干ばつは終わった”と表現しながら、現在得点を量産しているサラーを称えている。
来季のCL出場圏内まであと一歩と迫る同クラブだが、快進撃は今後も続くのだろうか。プレミアリーグも残り3試合。リヴァプールは、18位レスター(15日)、8位アストン・ヴィラ(20日)、20位サウサンプトン(28日)との対戦を残している。