【プレミアリーグ】ブライトン1-5エヴァートン(日本時間5月9日/アメックス・スタジアム)
三笘薫は、相手選手3人に囲まれた状況でも冷静だった。日本代表はボールを奪われるとカウンターを受けてしまう可能性があった場面で、迷わず3選手のいるスペースへと突破を仕掛けた。そこでファウルを獲得したことで、ボールを失わないどころか、マイボールとした。これには解説を務めた元北朝鮮代表・鄭大世氏も思わず「いい状況判断」と称賛している。
【映像】三笘薫あえて相手3人の間に突っ込んでファウルをもらう
ブライトンが0-1と1点を追う11分、三笘はカイセドのパスミスにより流れてきたボールを受けた。三笘は周囲に味方のサポートがないことや、3枚のDFが接近していること、中央にスペースが空いていることを瞬時に把握すると、ファーストタッチで中央へ切り込でいき、そのプレーの延長でファウルを獲得した。
この試合、エヴァートンは堅守速攻の戦術を徹底し、先制点もボール奪取からのショートカウンターによるものだった。この場面でも、仮にボールを失えば、再び致命的なカウンターを受ける可能性があり、三笘がファウルを獲得したプレーは展開の早いプレミアリーグへの適応を証明する1シーンでもあった。
ABEMAで解説を務めた鄭大世氏は「3人に囲まれていたのでこうするしかないですね。これで足元に止めて考えたら回収されてそのまま攻撃に持っていかれる。囲まれてスペースに置くことで相手が突っ込んできたのを見て、ファウルを受けにいくので上手ですね。いい状況判断だと思います 」とそのプレーの判断を称賛した。
視聴者もこのプレーに対して「うまく引っかかりに行った」「いいファウルもらった」「ナイスファウル」と、三笘の選択を評価するコメントが多く寄せられた。
(ABEMA/プレミアリーグ)