グラニト・ジャカ

 アーセナル所属のスイス代表MFグラニト・ジャカに対し、レヴァークーゼンが関心を寄せているようだ。9日、イギリスメディア『スカイスポーツ』が伝えている。

 現在30歳のジャカは2016年夏にボルシアMGからアーセナルに完全移籍加入。すぐさま中盤の主力に定着し一時期は主将も務めるなど、チームの中心選手としてここまで約7シーズンにわたって活躍している。今シーズンは左インサイドハーフで攻撃的な役割を担い、公式戦44試合出場7ゴール7アシストと躍動。プレミアリーグで優勝争いを展開するチームを牽引している。

 そんなジャカに対して、現在ブンデスリーガで6位につけるレヴァークーゼンが興味を示しているようだ。昨年10月に就任したシャビ・アロンソ監督の下で好調を維持している同クラブだが、経験豊富なリーダータイプのプレーヤーを中盤に加えたいと考えているとのこと。ジャカに対しては以前から関心を寄せており、昨年夏には実際に獲得に乗り出していたという。当時は移籍は実現しなかったものの、現在も動向を注視し続けているようだ。

 ジャカとアーセナルとの現行契約は2024年6月末までとなっており、1年間の延長オプションも付随している。報道によると、レヴァークーゼンがジャカの獲得に乗り出すのは、同選手の契約が満了となる2024年夏になる可能性が高いという。契約延長オプションが行使されるかは定かではないが、選手自身はキャリア終盤でのブンデスリーガ復帰の可能性について以前から検討しているとも伝えられている。

 なお、アーセナルは来たる夏の移籍市場での中盤補強を熱望しており、ウェストハム所属のイングランド代表MFデクラン・ライスらの獲得に乗り出すと見られている。こうした今夏の補強戦略も、ジャカの去就に大きな影響を与えることとなりそうだ。