イニャキ・ペーニャ

 バルセロナは9日、スペイン人GKイニャキ・ペーニャと2026年6月末まで契約を延長したことを発表した。なお、契約解除金は4億ユーロ(約592億円)に設定したことも併せて伝えている。

 1999年3月2日生まれのペーニャは現在24歳。アンリカンテやビジャレアルの下部組織を経て、2012年にラ・マシアの門を叩くと、2018年にBチームに昇格した。その後はトップチームに招集される機会もあったが、デビューを飾ることはなく、2022年1月に出場機会を求めてガラタサライへとレンタル移籍。半年間の武者修行を終えて、昨夏にバルセロナに復帰した“次世代の守護神”は、今季のチャンピオンズリーグ・グループC最終節ヴィクトリア・プルゼニ戦で念願のトップチームデビューを果たしていた。

 今季もGKマルク・アンドレ・テア・シュテーゲンの後塵を拝して、ここまで公式戦3試合の出場にとどまっているペーニャ。スペイン紙『アス』によると、ガラタサライで鮮烈なインパクトを残した同選手に対して、複数のクラブが獲得オファーを提示していたとのこと。それでも、今夏に満了を迎える“ブラウグラナ”との契約を3年間延長することを決断したペーニャは自身の公式Twitterで「自分の夢を叶えるために戦うことを助けてくれたクラブに、留まることができて幸せ。もっと上を目指そう!」と決意を綴っている。