セルヒオ・ブスケツ

 バルセロナの元スペイン代表MFセルヒオ・ブスケツは、今シーズン限りでのクラブ退団を決断したようだ。9日、スペイン紙『アス』が報じている。

 1988年7月16日生まれのブスケツは現在34歳。『ラ・マシア』育ちの同選手は、2007-08シーズンのトップチームデビュー以降、伝統的なスタイル“ティキ・タカ”の舵取り役として公式戦通算700試合以上に出場し、8度のラ・リーガ優勝や3度のチャンピオンズリーグ制覇などに貢献。しかし、今夏にバルセロナとの現行契約が満了を迎えることから、その去就が注目されていた。

 そしてブスケツは、目前に迫る自身9度目のラ・リーガ優勝を置き土産にバルセロナを退団するようだ。『アス』は、ブスケツ夫妻とシャビ監督夫妻が5日間のオフを利用して、マルベーリャ(マラガ)でミニバケーションを満喫したことを明らかにし、その最中に同選手がクラブを退団する旨をシャビ監督に伝えたと報じている。

 ブスケツに対しては、シャビ監督の意向を汲み取ったバルセロナが契約延長オファーを提示済み。それと同時に、サウジアラビアのアル・ヒラルからも破格のオファーが届いているという。『アス』によると、10日のトレーニング前にチームメイトにこの決断を伝え、その後、公式に発表する予定とのことだ。