レアル・マドリードを率いるカルロ・アンチェロッティ監督は、マンチェスター・C相手の試合内容に一定の手応えを感じているようだ。同クラブの公式HPやスペインメディアなどが指揮官のコメントを伝えている。
チャンピオンズリーグ(CL)準決勝・ファーストレグが9日に行われ、レアル・マドリードはホームでマンチェスター・Cと対戦。36分にブラジル代表FWヴィニシウス・ジュニオールのゴールで先制に成功したものの、67分にベルギー代表MFケヴィン・デ・ブライネから同点弾を奪われ、1-1のドロー決着となった。
試合後にアンチェロッティ監督は「我々は勝利するに相応しかった」とチームを評価。また「良い内容の試合だったので、第2戦へ確かな手応えとともに向かう」と17日に敵地で行われるセカンドレグへ、好感触を得ていることを明かした。
物議を醸す場面となったマンチェスター・Cの得点が生まれる前のプレーについても言及。ボールはタッチラインを割っているようにも見え、抗議をしたアンチェロッティ監督にはイエローカードが提示されたが、「ボールは出ていた。テクノロジーがそれを示している。beINスポーツではそう示されていた。VARではない。彼らは確認していないのだからね。それを確認しなかったのは不思議だが、レフェリーはあまり注意深くなかった」と指摘し、「プレーしていない私がカードをもらったが、ピッチ上にイエローを受けるべき選手はもっといた」と、この日のレフェリングに対する不満も口にした。
その一方で、「守備面で我々はとても良かったし、相手はそれほど多くのチャンスを作れなかった。チームは献身的にプレーできた。(特に)リュディガーは素晴らしい試合をした」と強力な攻撃陣を誇るマンチェスター・Cを、最小失点に抑えた守備陣に賛辞を贈っている。
CL最多優勝記録を持つ同チームは、更なる記録更新を果たせるのだろうか。決勝進出を懸けたCL準決勝・セカンドレグは17日、エティハド・スタジアムで行われる。