オリヴィエ・ジル―

 チャンピオンズリーグ(CL)準決勝ファーストレグのインテル戦を直前に控えたミランFWのオリヴィエ・ジルーが意気込みを語った。10日、イギリス紙BBCが伝えている。
 
 ジルーは、チェルシー時代の2021にCLを制覇しているが、決勝ではベンチ入りしたもの出場することができなかった。

 その年の夏にミランに完全移籍したジルーは、初年度からセンターフォワードの軸として君臨し、セリエAでは29試合に出場して11ゴール4アシストを記録。ミランの11シーズンぶりのセリエA制覇に貢献していた。今季も好調を維持し、公式戦35試合13ゴールを記録している。

 今回は自身の手でチームをチャンピオンに導きたいフランス人ストライカーは、「今まで以上にやる気がある。僕は36歳だが、若い頃と同じモチベーションを持っている」と語り、「ダービーはいつも特別な試合だ。このチームをとても誇りに思うし、明日は何か素晴らしいことを成し遂げたい」と2004-05シーズン以来、約18年ぶりとなるCLでの”ミラノダービー”へ意気込みを見せた。

 また、BBCは対戦相手のインテルを率いるシモーネ・インザーギ監督のコメントも伝えている。

 指揮官は「この試合が我々にとって、クラブにとって、ファンにとって、そして自分自身にとって何を意味するのかを知っている」とこの試合の重要性を強調している。

 CLで10回の優勝を誇るイタリアの2大巨頭は、これまでCLのノックアウトステージで2度対戦し、2003年と2005年にミランがいずれも勝利している。今回は、どちらに軍配が上がるのだろうか。注目のミラノダービーとなったCL準決勝ファーストレグは、日本時間の11日4時にキックオフを迎える。