チャンピオンズリーグ (CL)・準決勝のファーストレグが10日に行われ、インテルがミランを2-0で下した。試合後、同試合でインテルの2点目を決めた元アルメニア代表MFヘンリク・ムヒタリアンが『アマゾン・プライム・ビデオ』のインタビューに応じた。
試合は立ち上がりからインテルがフルスロットルで攻撃に出る。8分には左コーナーキックからボスニア・ヘルツェゴビナ代表FWエディン・ジェコがボレーシュートを沈め、インテルが先制に成功した。続く11分には左サイドを破ったイタリア代表DFフェデリコ・ディマルコの折り返しをアルゼンチン代表FWラウタロ・マルティネスがスルーし、このボールにムヒタリアンが反応。ファーストタッチでペナルティエリアに侵入し、冷静に右足でゴールネットを揺らした。後半に入るとミランに攻め込まれる時間も続いたが、クリーンシートを貫いて試合はタイムアップ。インテルが2点のリードを奪ってセカンドレグを迎えることとなった。
同試合のプレイヤー・オブ・ザ・マッチ(POTM)にはムヒタリアンが選出された。UEFA(欧州サッカー連盟の)テクニカル・オブザーバー・パネルは「彼は得点を決めただけでなく、中盤で精力的なプレーを続けた。守備時やプレッシング時に見せた(ハカン・)チャルハノールとの連携は絶妙だっただけでなく、攻撃時には信じられないほど正確なパスを通した。加えて、試合の読みも素晴らしかった」とその評価も伝えている。
試合後、ムヒタリアン自身は「試合開始と同時に、僕らは勝利への渇望を持ってプレーできたね。前半に2ゴールを挙げた。確かに後半はもっと試合をコントロールしなければならなかったとは思うが、勝ったのは僕らだ」とパフォーマンスに一定の手応えを示した。「(活躍は)間違いなくチームメイトのおかげだが、これで終わりではない。僕らはセカンドレグに向けて全力で準備する必要がある」と“再戦”に向けて気を引き締めている。
インテルが決勝戦進出を大きく手繰り寄せて迎えるセカンドレグは、6日後の16日に行われる。会場はファーストレグと変わらないが、インテルがホーム扱いの『スタディオ・ジュゼッペ・メアッツァ』開催だ。