マルティン・スビメンディ

 レアル・ソシエダのスペイン代表MFマルティン・スビメンディが、改めて自身の将来について語った。10日、スペイン紙『アス』が伝えている。

 1999年2月2日生まれのスビメンディは現在24歳。レアル・ソシエダの下部組織出身で、2019年4月にトップチームデビューを果たした。チームの“羅針盤”として勝利に導く同選手は今季、ここまでの公式戦39試合に出場。ラ・リーガ第33節終了時点で4位つけ、ヨーロッパリーグでもラウンド16進出に貢献するなど、“ラ・レアル”にとって欠かせない存在となっている。

 今季のレアル・ソシエダのフィールドプレーヤーとして、最長出場時間を誇るスビメンディ。チャンピオンズリーグ出場権獲得が目前に迫る中で、同選手は「選手が望むことは、何よりも出場時間だ。僕はケガが少なく、イマノル(・アルグアシル監督)に信頼してもらえて幸せ。ここまでに、疲労が溜まっていた日もあるし、小さなケガを抱えながらプレーした日もある。けど今、このオフの後に控える残り5試合に向けて、強い気持ちでいっぱい」と闘志を燃やしている。

 昨夏より度々、バルセロナから関心を寄せられてきたスビメンディ。それでも今年3月、同選手は「穏やかな夏になる」と残留を示唆。しかし、MFセルヒオ・ブスケツのバルセロナ退団が再び憶測を加速させていることについて、スビメンディは「ラ・レアルを去りたいと言ったこと、また去ろうと思ったことは一度もない。僕は何度も口にしているけど、繰り返し同じ発言をしていることを考えると、彼らは僕のことを本当に気にかけているのか、と思うよ」と辟易。一方で「今シーズンを本当に楽しんでいるし、ここでの生活、クラブからの評価…。そしてクラブの目標と、自分自身の目標を達成し続けることが、僕にできる最高のことだ」と改めて充実ぶりを語っている。