ラファエル・レオン

 ポルトガル代表FWラファエル・レオンが、所属するミランとの契約延長に近付いているようだ。10日、『スカイスポーツ』や『ガゼッタ・デロ・スポルト』など複数のイタリアメディアが伝えている。

 2019年夏にリールから加入して以来、左ウイング(WG)を主戦場にミランの中心選手として活躍しているR・レオン。昨シーズンのセリエAでは34試合の出場で11ゴール10アシストをマークし、クラブの11年ぶりとなるスクデット獲得に大きく貢献。在籍4年目の今シーズンもここまで公式戦44試合に出場し13ゴール13アシストを記録するなど、際立った活躍を見せている。

 昨今の印象的なパフォーマンスにより、ヨーロッパ各国のメガクラブが同選手の動向を注視。ミランとの現行契約は2024年6月末までとなっているが、今夏の移籍市場でレアル・マドリードチェルシーといったクラブが獲得に乗り出すとも噂されており、その去就には大きな注目が集まっている。ミランも慰留に向けて、かねてから契約延長交渉を行なっていることが明らかになっていた。

 そんな23歳のポルトガル代表FWだが、ミランと新たな長期契約を締結することで合意に至ったようだ。報道によると、R・レオンとミランは2028年夏までの5年契約を新たに締結する見込みだという。なお、契約解除条項は1億7000万ユーロ(約250億円)程度に設定されるとのこと。交渉はすでに大詰めを迎えており、数日中にも契約延長が正式発表される可能性が高いようだ。

 移籍市場に精通するジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏によると、ミランのパオロ・マルディーニSD(スポーツディレクター)はR・レオンとの契約延長交渉に関して「我々は非常に近付いている。最終的な詳細についても合意に達した。簡単なことではなかったが、すでにサインする準備は整っている」とコメントしているという。