ダニ・オルモ

 ライプツィヒ所属のスペイン代表MFダニ・オルモに対し、複数のメガクラブが関心を寄せているようだ。11日、スペイン紙『アス』が伝えている。

 現在25歳のダニ・オルモはバルセロナのカンテラで育成年代を過ごすと、2014年夏にディナモ・ザグレブの下部組織に移籍。翌年2月にトップチームデビューを果たし、その後は約6シーズンに渡って同クラブで主力として活躍した。2020年夏にはライプツィヒに完全移籍加入。程なくして攻撃の主軸に定着し、在籍4年目の今シーズンもここまで公式戦28試合に出場し5ゴール9アシストをマークしている。

 そんなダニ・オルモとライプツィヒとの現行契約は2024年6月末で満了となる。クラブはかねてから同選手との契約延長に向けて交渉を行なっているものの、未だ合意には達しておらず。クラブ側は来夏のフリー放出は何としても避けたいと考えているようで、仮に契約延長に至らなかった場合には、来る今夏の移籍市場での売却に踏み切る可能性があるとも報じられている。

 今シーズン終了後の去就に大きな注目が集まるダニ・オルモ。報道によると、攻撃の拡充を望むバイエルンが同選手の動向を注視しており、来る夏の移籍市場で実際に獲得に乗り出す可能性があるという。ダニ・オルモの加入で攻撃の選択肢が大きく広がると考えているバイエルンは、すでに水面下で同選手と接触しているとのこと。今夏の早い段階で交渉をまとめる可能性も低くはないという。

 また、ブンデスリーガ内での移籍だけでなく、母国復帰の可能性もあるようだ。『アス』によれば、かねてから関心を寄せ続けている古巣バルセロナに加え、レアル・マドリードも獲得に興味を示しているという。スペイン代表FWマルコ・アセンシオとの現行契約が6月末で満了となるレアル・マドリードは、同選手との契約延長に失敗した場合に備え後釜となる選手のリストアップを行なっている模様。ダニ・オルモの名前もリストの中に含まれているようだ。
 
 なお、仮にライプツィヒが同選手の売却に踏み切る場合、移籍金は3000万ユーロ(約44億円)から4000万ユーロ(約58億円)程度になると伝えられている。果たして選手本人は今夏にどのような決断を下すのだろうか。