「朝ラーメン」に行列 新たな需要を発掘したラーメン店の戦略に千原ジュニア「芸人らしい発想」
【映像】朝8時の開店前にできた行列

 ラーメン激戦区の東京、目黒区に店を構える「えーちゃん食堂」。開店と同時に満席にとなり、4月にオープンしたばかりなのに、朝8時の開店前にはすでに行列ができる人気店。1日100食限定のラーメンは12時半に完売した。

【映像】朝8時の開店前にできた行列

「罪悪感もあるんですけど、なんかテンションも上がる。今日1日楽しくなりそう」
「休みの日とかって朝から活動した方が時間が長く感じる。夜ラーメンを食べるより朝食べた方がエネルギーになる」

 朝ラーメンに対して、客の評判は上々。「サバの香りが立つようなラーメンを目標にしている」というスープの出汁は、サバ・イワシ・じゃがいも・玉ねぎ・昆布などでとっている。あっさり系醤油ラーメンだが、麺はあえてうどんの製麺機を使うことで「もちもちプルプル」の食感を実現した。国産ブランド豚のチャーシューが5枚のって価格は1000円だ。

 オープン1年以内に約4割が閉店、3年以内に約7割が店をたたむ(株式会社シンクロ・フード調べ)という厳しい業界でなぜ「朝ラーメン」で勝負しようと思ったのか?

 店主の佐藤栄市さんは元芸人。東京NSCの15期生でニューヨーク鬼越トマホークなどが同期だった。8年前に芸人を辞めてラーメン業界へ。修行を重ね4月に店をオープンした。

 佐藤さんは「周りにすごく有名なお店があって、自分が同じ時間にオープンして長くやっていけるかすごく不安だったので朝やってみようと考えた」と戦略を明かす。

 また、佐藤さんの出身は福島県で喜多方市は朝ラーメンが有名。そのため、朝ラーメンで勝負するのは特別なことではなかったという。

 ラーメンライターの井手隊長さんは「東北のお店は喜多方に限らず昼までやりきって夜やらないっていうエリアは結構ある。九州とかのこってりしたラーメンに比べるとあっさりしたラーメンが多いから、朝でも全然食べれる。油も多くないですし。朝出すのに向いてるのかな」と分析する。

 千原ジュニアも「激戦区だから時間をずらすと考え方を変えたところがよかった。芸人らしい発想だ」と分析した。

(『ABEMA的ニュースショー』より)

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