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盟友Pigeondustの究極的に削ぎ落とされたミニマルでオルタナティブなビートに、アンダーグラウンドな存在ながら最高のリリシストの一人として挙げられるHAIIRO DE ROSSIが今までにない様々なフロー/アプローチでスピットしている。

「AOTY」と名付けられた今作は昨年発表されたアルバム「Revelation」がALBUM OF THE YEARを逃した事を発端に作られた。
 
HAIIRO DE ROSSI「AOTY」
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アトランタのラッパーJIDの楽曲にラップを乗せ、それを元にビートを構築し、更にレコーディングをし直し、ビートを構成する、その繰り返しで研ぎ澄まされた楽曲は作り方を含めてHAIIROとPigeondustだから成せる技だろう。

Odd Future周りを連想させるオルタナティブな感覚は正に新境地とも言える。

ミックスはHAIIRO DE ROSSIの作品を多く手がけるforteのManakurv、マスタリングは前作に続きToshiyuki Abeが担当した。

今楽曲を作るにあたりインスパイアされたJIDのトラックに乗せたRemixバージョンもforteの公式Youtube Channelにて近日公開予定。
■forte YouTube
 

2023.5/13 Release
HAIIRO DE ROSSI「AOTY」
Label : forte
Words by HAIIRO DE ROSSI
Produced by Pigeondust
Mixed by Manakurv
Mastered by Toshiyuki Abe

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HAIIRO DE ROSSI
1986年神奈川県産まれ。Jazzからインスパイアされたスタイルを早くから確立し、21歳の若さでデビュー。
2枚のシングル、1枚のヴァイナル、2枚のフルアルバムを経て独立。
Hip Hopレーベル"forte"を立ち上げる。独立後にレーベル名を冠した3枚目のアルバム"forte"がHipHop界のみならず多くのジャンルのリスナーから賞賛を得た。この頃から様々な社会問題などに言及するリリックが注目され始め、Jazzy Hip Hopだけでなくコンシャスラップの代表格として挙げられる様になる。 その後活動休止を挟み2014年に復帰作として発売されたアルバムも各媒体で高い評価を得た。2019年に現在ではHAIIROのキャリアを語る上で欠かせない盟友Pigeondustと再び邂逅。原点回帰の6thアルバムを発売。地球環境に配慮した自身のアパレルブランドも展開する。2020年にはセルフタイトルの7thアルバムを発売し、同年11/21には表参道WALL&WALLで念願であった初のワンマンライブを成功させる。2021年には8thアルバムとなる"The Time Has Come"をアナログ盤でリリース。その後、反響を受けアルバムのデラックス版もCDでリリース。

2022年には自身2枚目となるベスト盤"The Right Path"と、社会問題を鋭く突き刺した9thアルバム"Revelation"をリリース。今なおその創造性は留まる事を知らず、Jazzy Hip Hopとコンシャスラップというオルタナティブな組み合わせで自身のキャリアを着実に進めている。

HAIIRO DE ROSSI - AOTY
HAIIRO DE ROSSI - AOTY
Listen to content by HAIIRO DE ROSSI.
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