ヴァランとガルナチョ復帰のマンUがウルヴスに完勝! 3位ニューカッスルと勝ち点で並ぶ

 プレミアリーグ第36節が行われ、マンチェスター・Uはウルヴァー・ハンプトンとホームで対戦した。

 暫定で4位につけるマンチェスター・Uは、前節ウェストハムに敗れたことで、ブライトン戦に引き続きリーグ戦2連敗。チャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得に向けて、足踏みが続く悪い流れに終止符を打ちたい状況の中、ヨーロッパリーグ(EL)セビージャ戦のハーフタイムに負傷交代して以来戦列を離れていたラファエル・ヴァランが先発に復帰した。しかし一方で、‟エース”のマーカス・ラッシュフォードがケガで欠場となっている。

 対するウルヴァー・ハンプトン(ウルヴス)は前節、ウナイ・エメリ監督が就任して以来好調を維持していたアストン・ヴィラに1-0で勝利。今季前半戦は苦しんだものの、この勝ち点「3」により残留を確定させていた。

 試合最初の決定機はマンチェスター・U。ウルヴスの最終ラインでのパス回しが乱れ、流れたボールがアントニーに渡る。そのまま持ち運んでマキシミリアン・キルマンを抜き切らずに放ったシュートはゴール左に外れた。

 さらに30分、またもアントニーに決定機が訪れる。左サイドでボールを受けたルーク・ショーのクロスをファーサイドで頭で合わせるも、上手くボールを抑えられず、シュートはクロスバーの上に外れた。

 なかなか決定機をものにできないマンチェスター・Uだったが、それでもその2分後、先制に成功する。ブルーノ・フェルナンデスのパスをDFの背後で受けたアントニーが、GKの位置を見て冷静に中央のアントニー・マルシャルに折り返す。ゴール前で完全にフリーになったマルシャルがこれをダイレクトで沈め、ホームチームにリードをもたらした。

 後半に入ってもマンチェスター・Uが攻め立てる流れは変わらず。73分にはヴァウト・ヴェグホルストが落としたボールをジェイドン・サンチョが運び、得意の形からシュートに持ち込む。右足を振り抜いてニアサイドを狙うも、ここはこの日初先発を飾ったGKダニエル・ベントレーが好セーブでしのいだ。

 その後も再三決定機を阻止したウルヴスDFだったが、アディショナルタイム4分にマンチェスター・Uが追加点を奪う。自からのカウンターから最後はアレハンドロ・ガルナチョが右足で冷静に沈め、試合を決定づけた。試合はそのままタイムアップ。マンチェスター・Uが貴重な勝ち点「3」を積み上げた。

 次節、マンチェスター・Uは20日にアウェイでボーンマスと対戦。敗れたウルヴスは同日エヴァートンをホームに迎える。

【スコア】
マンチェスター・U 2-0 ウルヴァー・ハンプトン

【得点者】
1-0 32分 アントニー・マルシャル(マンチェスター・U)
2-0 95分 アレハンドロ・ガルナチョ(マンチェスター・U)