アストン・ヴィラがトッテナムに競り勝ち、ECL出場権争いは混迷

 プレミアリーグ第32節が13日に開催され、アストン・ヴィラとトッテナムが対戦した。

 ホームのアストン・ヴィラは昨年11月にウナイ・エメリ監督が就任すると、そこから大躍進を見せていたが、直近2試合は連敗を喫して8位。一方のトッテナムは6日に行われたクリスタルパレス戦に1-0で勝利し、試合前の順位は6位となっていた。

 試合は8分にアストン・ヴィラが先制する。左サイドからグラウンダーでペナルティエリア右に送られたボールを受けたレオン・ベイリーが縦に仕掛け、ゴール中央にグラウンダーでセンタリング。そこに後ろから走り込んできたジェイコブ・ラムジーが合わせてゴールを決めた。

 対するトッテナムは、前線にソン・フンミン、ハリー・ケイン、リチャーリソンを並べてアストン・ヴィラのゴールに迫るもゴールを奪うことができず、1点ビハインドで前半を終える。

 後半に入り53分、トッテナムが前線の高い位置でプレスをかけアストン・ヴィラからボールを奪い、ハリー・ケインが決定機を迎えたが、アストン・ヴィラのGKマルティネスのスーパーセーブにゴールを阻まれた。

 すると72分、ゴール前で得たFKをアストン・ヴィラのドウグラス・ルイスが直接決めて2-0とトッテナムを突き放す。

 幾度か良いシーンを作るもゴールを奪えなかったトッテナムだが、試合終了間際の90分に1点を返す。VAR後のオン・フィールド・レビューにて、アストン・ヴィラのGKマルティネスが、トッテナムのケインの突破を腕で阻止したとして獲得したPKをケインが決めて2-1に。しかし、トッテナムの追い上げもここまで。試合は2-1のまま終了し、ホームのアストン・ヴィラが勝利した。

 この結果、暫定ながらアストン・ヴィラとトッテナムが同勝ち点で並ぶことに。すぐ後ろにはブライトンも付けており、来季のヨーロッパカンファレンスリーグ(ECL)出場権を巡る争いは混沌としたものになってきた。

 次節は20日〜22日に開催されアストン・ヴィラはアウェーでリヴァプールと、トッテナムはホームでブレントフォードと対戦する。

【スコア】
アストン・ヴィラ2-1トッテナム

【得点者】
1-0 8分 ジェイコブ・ラムジー(アストン・ヴィラ)
2-0 72分 ドウグラス・ルイス(アストン・ヴィラ)
2-1 90分 ハリー・ケイン(トッテナム)

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