2021年オリジナルメンバーの脱退を経て、2人で活動を再開、2022年3月1st FullAlbum”Seven Thirty One”をリリースしたBleecker Chrome。
その後、Spotify “RADAR:Early Noise2022”に選出、OPソングを手がけた“新テニスの王子様” Full EP “I can Fly”を7月にリリース。 武道館ライブや、自身のワンマンライブを皮切りに、代々木体育館で行われたHipHopフェスティバル“The Hope”へ参加。
7月に海外で製作を行い、10月にリリースされたEP”Chrome Season”では、新生Bleecker Chromeというアーティストグループ独自のサウンドを手に入れた2人。今作も引き継ぎ、メインプロデューサーVLOTと海外制作を共にしたFouxによる“Chrome Season 1.5”が完成した。
メンバーそれぞれが、ソロ活動とリリースを挟みながらも、グループとソロの違いを追求してきたメンバーが見つけ出した1つの答えがこの“Chrome Season 1.5"だ。 前作“Chrome Season”の続編として制作された今作は正式な2nd Albumではない。と彼らはいう。
アルバムから先行リリースされた“one way”では、ジャージークラブサウンドを落とし込み、Drakeのプロデュースで話題となったAlex Lastigが 参加しプロダクションも豪華に仕上がった。最新アルバムには、Garage,R&D(R&B Drill) など新たなサウンドを追加し、Alternative/ミクスチャーとジャンルを飛び越える作品が収録される。
前半はIntroからone way、Run、前作収録された“Lost in you at VISION”と新たなBleecker Chromeの一面を覗かせる。前作収録のIGNITE/come again/Toxins等の楽曲は、国内外で評価の高い楽曲となり、今作にはcome againにSik-K (韓国)とオリジナルIGNITEにコーラスで参加していたYoung Cocoのヴァースを追加したNew Versionが収録されている。
グループ自体がラッパーとシンガーという立ち位置で成り立つだけに、全ての楽曲が客演に近いバランスで構成されるため、客演に呼ばれる側もアプローチと存在のバランスを問われるだけに、ファストフード的なコラボ楽曲は存在しない。
中盤には、確立したBCサウンドが散りばめられ、後半“NANIMOSHINAKUTEII”からInterludeを挟み、アルバムからのセカンドシングルになった“2016”は彼らの過去をまとめたファンにはたまらない楽曲に仕上がっている。
2022-2023年の活動を全て注ぎ込んだアルバムは、音楽的にもパーソナルな部分も含め等身大で、彼らの信じる道を示す作品となった。
また、リリースと同時にアルバムに収録された楽曲のOfficial VisualizerがYouTubeにて公開されている。
<XIN COMMENTS>
one wayの曲の浮遊感とRUNのおしゃれな感じそして2016の歌詞はパーソナルなことをかなり書いているので、注目いただければと思います。
Bleecker Chrome “Chrome Season 1.5”
Release data:2023.5.10
Label:bpm tokyo