フェルランド・メンディ

 アーセナルが、レアル・マドリードに所属するフランス人DFフェルランド・メンディの獲得に興味を示しているようだ。13日、イギリス紙『ミラー』が報じている。

 2019年の夏にリヨンからレアル・マドリードに加入したF・メンディ。左サイドバックのレギュラーとして活躍を続けていたものの、今季は負傷が多く、十分なパフォーマンスが発揮できていないことから、放出候補の一人とも報じられており、去就に注目が集まっている。

 そんなF・メンディは、今季のリーグ戦はわずか16試合の出場に留まっており、カルロ・アンチェロッティ監督の元では序列を落としているとも指摘され、クラブも新加入選手獲得の資金捻出のため、放出を容認すると見られている。そんななか、報道によると、アーセナルがF・メンディの獲得に興味を示しているようだ。

 アーセナルの左サイドバックは主に、ウクライナ代表DFオレクサンドル・ジンチェンコやスコットランド代表DFキーラン・ティアニーが務めているが、出場機会を減らしているティアニーはプレー機会を求めて今夏に移籍する可能性があり、その後釜としてF・メンディの獲得を狙うことが予想されている。

 また、同紙によると、移籍金は1750万ポンド(約28億円)となる模様で、アーセナルの他にもトッテナムが獲得に興味を示しているようだが、選手本人はチャンピオンズリーグ(CL)出場を望んでおり、移籍先の候補としてはCLの出場権獲得が決まっているアーセナルが有力視されている。

 果たして、F・メンディの獲得は実現するのだろうか。実現すれば、左サイドバックを務めることもある日本代表DF冨安健洋の出場機会にも影響が出てくるかもしれない。