日本時間21日に2位アーセナルはホーム、エミレーツ・スタジアムに8位ブライトンを迎える。アーセナル公式サイトに掲載された試合前に行われた記者会見で、ミケル・アルテタ監督は何を語ったのか。
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「ブライトンは信じられないチーム」
ブライトンの印象を記者に聞かれたアルテタ監督は「もちろん、彼らは本当に完成度の高いチームです。ロベルト(デ・ゼルビ)とコーチングスタッフのもとでの彼らのプレーには目を見張るものがあり、彼らのプレーを見るのはとても楽しい。ロベルトはリーグに異なるアイデアを持ち込んでおり、それは監督にとっても異なる挑戦だ。これは全員が望んでいることです。プレミアリーグは世界最高のリーグになりたいのだから、最高の監督と最高の選手が必要なのだ。グレアム・ポッターがクラブに残したすべての基盤の後、彼がチームにもたらしたものは、信じられないほどのものだ。とてもタフな試合になるだろう」と、デ・ゼルビ監督へのリスペクトを交えながら、対戦相手を称賛した。
続けて「ブライトンは信じられないチームだ。彼らは本当に明確なビジョンを持っていて、他の多くのクラブに先駆けて、その対応や決断を下してきた。選手を育て、才能ある人材を集め、クラブを立ち上げてきたのです。彼らが採用した人材もまた、実に印象的だ。彼らは非常によくやったと思う」と、その独自のリクルートに対してもポジティブな意見を述べた。
「全員の力が必要」
アルテタ監督はウィリアム・サリバがブライトン戦を欠場することを明かした。一方で、今週の『The Athletic』で、ニューカッスル戦にて今季絶望の怪我を負ったと報じられていたオレクサンドル・ジンチェンコには復帰の可能性もあると示唆した。
「アレックス(ジンチェンコ)は検査中だ。ウィリアム(サリバ)は、この試合に出場できないことは確実で、その次の試合にも出場できるかどうかも疑問です。しかし、私たちは希望を持ち続け、彼らが戻ってくる可能性を最大限に高めたいと思っている」
「ブライトン戦の前に、明日もセッションがあり、そのために選手を戻そうとしている。今日はまだピッチでトレーニングしていないので、明日にはもっとわかると思う」
彼らの離脱は大きな痛手だが、スペイン人指揮官は「優勝や大きな大会で勝つためには、全選手が必要で、怪我や間違った判断、個人的な問題に対処する能力が必要だ。チームには、そうした状況を吸収し、克服する能力とクオリティが必要で、残念ながら、怪我人に苦しむ状況は訪れる」と、何かを成し遂げるためには全選手の力が必要であると力強く述べた。
19シーズンぶりのリーグ優勝に向けて「希望と熱意を高めて挑む」
会見の中で「選手たちは、自分たちがまだタイトルに挑戦できると信じていますか」と質問が飛ぶと、アルテタ監督は「そのために私たちはここにいるのです。日曜日からまた始まり、あと3試合、これが重要な試合です。今、私たちは彼らを打ち負かし、希望と熱意を高めて、まだすべてが決まっていないのですから、続けていきたいと思います」と述べた。
現在2位のチームは自力でのリーグ優勝は不可能だが、1位マンチェスター・シティの状況次第では逆転での優勝の可能性も残されている。その確率を少しでも上げるには自分たちがより多くの勝ち点を積み上げる必要がある。激戦が予想されるブライトン相手に、今季の集大成のような戦いを披露することができるだろうか。
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