【プレミアリーグ】アーセナル0－3ブライトン（日本時間5月15日／エミレーツ・スタジアム）
イングリッシュ・プレミアリーグ第36節、アーセナルvsブライトンがエミレーツ・スタジアムで行われ、ブライトンが0－3で勝利を収めた。日本代表FW三笘薫は、今節もフル出場すると、自身の今季8点目が奪えなかったものの、先制点の起点となるなどチームの結果に大きく貢献した。
首位マンチェスター・シティを4ポイント差で追いかける2位アーセナル（勝ち点81）と消化試合数が少なく上位進出を目論む8位ブライトンが対決。前者は逆転優勝を、後者は来季の欧州カップ戦出場権を掴み取るために、負けられない一線が繰り広げられた。
怪我人が多いブライトンはこの日、離脱中のソリー・マーチに代わって三笘薫が4－3－3の右ウイングで先発出場。しかし、序盤は普段と異なる立ち位置でボールを受けられない時間が続いていた。
19分、アーセナルのブラジル代表FWマルティネッリが負傷のためピッチを去ると、代わって投入されたのはトロサール。ベルギー代表FWが左ウイングに入ったことで、元同僚のライバル同士のマッチアップが実現し、26分には、トロサールに対して三笘が猛烈なプレスでボールを奪うなど白熱していた。
しかし、あまりに機能しないため、前半途中から三笘が"いつもの"左に移動すると、そこから徐々にブライトンがチャンスを作り出していく。しかし、ポゼッションはブライトンが上回るも決定的な場面は少なく、逆に効果的な攻撃を繰り出して8本のシュートを放ったのがアーセナルだった。
前半は互いにゴールネットを揺らせないままスコアレスで試合を折り返した。
迎えた後半、先にスコアを動かしたのはブライトンだった。50分、裏へのボールをキープした三笘が、カットインで中へ切り込み、オーバーラップしてくる左のエストゥピニャンへとパス。フリーで受けたエクアドル代表DFが送り込んだクロスは相手に弾かれたものの、再び拾ったエストゥピニャンがバウンドするボールでクロスを上げると、中央のエンシソがヘッドで決めてブライトンに先制点をもたらした。
その後は、落ち着いてビルドアップしながらチャンスを伺うブライトンと、徐々に焦りが見え始めるアーセナルという構図に。アーセナルは交代選手を増やしながらチャンスを狙ったものの、これが機能せず。逆に86分、ビルドアップのミスから前線で拾ったウンダヴが、GKの位置を見極めながら絶妙なループを放ってゴールへと流し込んだ。これでリードを2点に広げて勝負を決定づけた。
試合はさらに、96分に1点を追加したブライトンが3－0で勝利。ブライトンにとっては、アウェイで2位を相手に大きな勝ち点3を手にした。逆にアーセナルとしては、19年ぶりの優勝が遠のいてしまう手痛い1敗となってしまった。
（ABEMA／プレミアリーグ）(c)aflo
