【プレミアリーグ】アーセナル0-3ブライトン(日本時間5月15日/エミレーツ・スタジアム)
ポジションを変更した途端、三笘薫が本領発揮した。試合開始直後は右WGとして出場していた三笘はボールにほぼ触ることができないまま前半途中に左WGへと変更。その最初のプレーでいきなり相手をドリブルでかわして決定機を演出した。これにはABEMAで解説を務めた鄭大世氏も「やっぱこの形だね」と大興奮だった。
【映像】「やっぱ左!」三笘薫、右WG先発から左にスイッチして躍動
スコアレスで迎えた36分、三笘薫はポジションを右WGから左WGへと変更した。本来はソリー・マーチが右WGを務めることが多かったが、同選手の負傷により、日本代表FWは慣れない右サイドでの起用となっていた。しかし、そもそもボールが渡る回数が少なく、機能していないことからデ・ゼルビ監督は前半途中にポジションの修正を行った。
三笘がポジションを移すと早速、左サイドでボールを受けて、冨安健洋とポジションを争うアーセナルDFホワイトと正対。ボックス内の様子を見ながら中に切り込むと見せかけて相手の重心をずらすと、その逆を突いて縦へと突破。そのままボックス内に突き進んで中央へとラストパスを送り込んだ。
決定機を演出したプレーにABEMAの解説・林陵平氏は「これはホワイトの対応が悪いわけではなく三笘のドリブルがうまい。ステップの踏み方、タイミングのずらし方もそう」と日本代表FWのドリブルを称賛。同じく解説を務めた鄭大世氏も「やっぱこの形ですね。三笘の折り返しのパスはかなりの確率でチャンスになりますよね」と、左サイドへとポジションを移したからこそ生まれたチャンスメイクについて言及した。
視聴者からも「やっぱ左」「三笘うめえ」「三笘が左に行ったら即チャンス」「ホワイト被害者の会に加入」「みとまってんなぁ」「なぜ最初から左にしなかった」「やっぱ三笘ってレベチなんやな」など、さすがのプレーに大盛り上がりの様子だった。
後半に入って、三笘の左サイドを起点として51分に先制点を奪ったブライトンは、その後も86分、95+6分に追加点を奪い、アウェイで3-0と快勝を収めた。前節エヴァートン戦の大敗を払拭する大勝によって順位を再びUEFAヨーロッパリーグ(EL)出場圏内の6位まで上げている。
(ABEMA/プレミアリーグ)