バルセロナを率いるシャビ監督が、4季ぶりのラ・リーガ優勝を成し遂げた胸中を明かした。14日、スペイン紙『マルカ』が伝えている。
2018-19シーズン以来のラ・リーガ優勝が目前に近づくバルセロナは、第34節でエスパニョールと対戦すると、FWロベルト・レヴァンドフスキの2得点を含む大量4得点で“バルセロナ・ダービー”に勝利。この結果、シャビ政権2年目となった今季は欧州大会での結果は振るわなかったが、ラ・リーガでは頭ひとつ抜け出し、4シーズンぶり通算27度目の栄冠に輝いた。
2021年11月にバルセロナの再建を託されてから約1年半で、ラ・リーガ優勝を成し遂げたシャビ監督。ひとつの目標をクリアした同指揮官は「よくやった、という素晴らしい思いだ。犠牲と努力の上に成り立っている10カ月だからね。選手も、そしてファンのみんなもこの結果にふさわしい。これでプロジェクトは安定した。我々はこの道を進んでいかなければならない」と告白。続けて「やり残したことはヨーロッパ。我々は競争心があり、その上でみんながチームを最優先として考えているよ。それは冷静さと安定感を与えてくれる」と次なる目標を見据えた。
また、シャビ監督は「残り5試合で迎えたダービーで、ラ・リーガを制覇するという台本通りのシナリオ。素晴らしい結末だ。4試合を残してマドリーをこれほどまでに上回り、タイトルを獲得した。これは大きなメリットだし、祝福されるべきもの。とても誇らしいことであり、幸せな気分」と喜びつつ、「シャビのリーグではなく、成長し、進化し、新しいステージに立つバルセロナのリーグ。カギを握るのは選手であり、私は彼らを導くために存在する」と優勝の秘訣を明かしている。
バルセロナの黄金時代を選手として生きたシャビ監督。4季ぶりのラ・リーガ優勝を果たし、“ブラウグラナ”の再興を目指す同指揮官が次に見据えるのは、近年屈辱を味わい続けているチャンピオンズリーグだ。