キム・ミンジェ

 マンチェスター・Uがナポリ所属の韓国代表DFキム・ミンジェの獲得に向けて動きを加速させているようだ。15日、イギリス紙『デイリーメール』やイタリア紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』が伝えている。

 現在26歳のキム・ミンジェは昨年夏、チェルシーに移籍したセネガル代表DFカリドゥ・クリバリの後釜として、フェネルバフチェからナポリに加入した。迎えた今シーズンは開幕からここまで公式戦43試合に出場し、安定感あるパフォーマンスを披露。33年ぶり3度目のセリエA制覇やクラブ史上初のチャンピオンズリーグ(CL)ベスト8進出に大きく貢献した。

 ナポリでの際立った活躍により、ヨーロッパ各国のクラブがキム・ミンジェの動向を注視。クラブとの現行契約は2025年6月末まで残っているものの、来る夏の移籍市場でのメガクラブ移籍も噂されている。かねてから熱烈な関心が明らかになっているのがマンチェスター・U。チームを率いるエリック・テン・ハフ監督は来シーズンの躍進に向けて最終ラインの強化を希望しており、同選手をリストの上位に位置付けているという。

 報道によると、マンチェスター・Uとキム・ミンジェ側との交渉は進展を見せており、現在では「詳細部分での合意を目指すだけ」という状況となっているようだ。なお、同選手には海外クラブに対してのみ発動可能な4800万ユーロ(約71億円)の契約解除条項が設定されている模様。この条項の有効期限は7月1日から15日までの約2週間と伝えられている。

 また、ナポリはすでにキム・ミンジェの後釜確保に向けて、DFの獲得候補のリストアップを進めているという。『ガゼッタ・デロ・スポルト』によると、アヤックス所属のオランダ代表DFユリエン・ティンバーもリストの中に名前が含まれているという。また、ボルシアMG所属の日本代表DF板倉滉シュトゥットガルト所属の同DF伊藤洋輝への関心も噂されている。