エミリアーノ・マルティネス

 アストン・ヴィラに所属するアルゼンチン代表GKエミリアーノ・マルティネスの獲得に踏み切るクラブは現れるのだろうか。13日、イギリスメディア『フットボール・インサイダー』が有識者たちの意見を伝えている。

 現在30歳のE・マルティネスは、17歳の若さでアーセナルに入団するも、強豪クラブでは定位置を掴むことができず、約10年間の在籍で合計6度ものレンタル移籍を経験。アーセナル退団後は、アストン・ヴィラでレギュラーを獲得し、昨年行われた「FIFAワールドカップカタール2022」では決勝戦でPKをストップするなど活躍。母国を悲願の優勝へ導いた。

 マンチェスター・Uやチェルシーなどビッグクラブからの関心が噂される同選手だが、アルゼンチン人ジャーナリストのガストン・エドゥル氏は、E・マルティネスとの契約は2027年6月まであるとしながらも、アストン・ヴィラを離れる可能性が高いと指摘している。

 一方、かつて同クラブで活躍した元イングランド代表FWガブリエル・アグボンラホール氏は「マルティネスは傑出していた。ワールドカップで優勝した後、彼がトロフィーやチャンピオンズリーグに飢えているのは理解できる」と同選手の心情を察しながらも、長期契約を理由に「ヴィラがオファーを聞くとは思えない。それが5000万ポンド〜6000万ポンド(約85億円〜約102億円)という馬鹿げたオファー、つまりクレイジーなものでない限り、移籍が実現するとは思わない」と獲得には高額な移籍金がかかるとの考えを述べた。

 ウナイ・エメリ監督就任後、好調を維持するアストン・ヴィラだが、E・マルティネスの将来はどのクラブにあるのだろうか。