バイエルン所属のセネガル代表FWサディオ・マネに、今シーズン終了後の退団の可能性が浮上しているようだ。16日、ドイツメディア『スカイスポーツ』が伝えている。
昨年夏の移籍市場でリヴァプールからバイエルンに加入したマネ。シーズン前半戦こそ公式戦通算11ゴールをマークしたものの、FIFAワールドカップカタール2022開幕前の昨年11月に腓骨を負傷。約3カ月間の戦線離脱を余儀なくされ、復帰後はここまでわずか1ゴールと結果を残すことができていない。ユリアン・ナーゲルスマン前監督への暴言疑惑や、ドイツ代表MFレロイ・サネへの殴打事件など、ピッチ外での問題行動も明らかになっている。
リヴァプール時代のような躍動感溢れるプレーを披露できていないマネだが、わずか1年でのバイエルン退団の可能性が浮上しているようだ。報道によると、4月に就任したトーマス・トゥヘル監督は不安定なパフォーマンスに終始している同選手を戦力として信頼しておらず、来シーズンの構想にも入れていない模様。クラブ幹部も、マネを控え要員としてスカッドに留めておくことを望んでおらず、来る夏の移籍市場での売却を本格的に検討しているようだ。
なお、移籍市場に精通する『スカイスポーツ』のフロリアン・プレッテンベルク記者は、マネが今夏の売却候補の1人であると明言した上で、同選手の移籍金や給与を考慮した場合、現実的にはプレミアリーグ復帰の可能性が最も高いと指摘。すでに4クラブほどが今夏の獲得に興味を示しているようだ。
また、マンチェスター・Cからレンタル加入中のポルトガル代表DFジョアン・カンセロについても、今夏の退団の可能性が高いという。今冬に電撃加入したカンセロは、ここまで公式戦通算19試合に出場し1ゴール6アシストをマーク。バイエルンは今シーズン終了後に行使可能な買い取りオプションを保有しているものの、設定金額の7000万ユーロ(約103億円)を支払う意思はないという。カンセロ本人もバイエルン退団を想定しているとのことで、今夏にクラブを去る可能性は高いようだ。なお、同選手に対しては、バルセロナやアーセナルからの関心が伝えられている。