ミランが、チェルシーに所属するイングランド代表MFルベン・ロフタス・チークの獲得に自信を深めているようだ。18日、イギリス紙『ガーディアン』が伝えている。
現在27歳のロフタス・チークはU-8世代の頃からチェルシーに在籍する下部組織出身で、2014年12月にトップチームデビューを果たし、これまでクリスタル・パレスやフルアムへのレンタル移籍も経験。2019年5月にはアキレス腱を断裂して長期離脱を余儀なくされることもあったが、チェルシーでは公式戦通算152試合出場で13ゴール18アシストを記録している。
今シーズンは負傷離脱をしている時期もあったものの、ここまで公式戦30試合に出場しているロフタス・チーク。しかし、現行契約が2024年6月30日までと残り1年となっていることや、チームが大型補強を敢行した影響でファイナンシャル・フェアプレー(FFP)の問題を解決する必要がある状況から、今夏のチェルシー退団が噂されている。
そんなロフタス・チークにはかつてチェルシーでプレーしていたフランス代表FWオリヴィエ・ジルーとイングランド代表DFフィカヨ・トモリが在籍しているミランが関心を示しているが明らかになっている。すでに交渉が行われていることも報じられていたが、今回の報道によると、交渉は順調に進展している模様で、ロフタス・チーク自身も移籍に前向きになっているという。
また、イギリスメディア『90min』も、ミランがロフタス・チークの獲得に自信を深めるほど交渉が進展したとして、今夏の移籍の可能性が高まっていることを伝えている。なお、チェルシーとしては今夏の完全移籍を望んでいるものの、現行契約に1年の契約延長オプションが付随していることから、契約を延長して買い取り義務付きのレンタル移籍になる可能性もある模様だ。
クリスタル・パレスやフルアム、レスター、ニューカッスル、ウェストハム、ウルヴァーハンプトンなどプレミアリーグのクラブからも関心を寄せられているロフタス・チークとしては、トモリと再会することを望んでいることからミラン移籍を希望しているようだが、果たして合意に達することができるのだろうか。