【映像】アーセナルをどん底に突き落とした爆速カウンター!
【映像】アーセナルをどん底に突き落とした爆速カウンター!

 【プレミアリーグ】ノッティンガム・フォッレスト1-0アーセナル(日本時間5月21日/ザ・シティ・グラウンド)

 イングリッシュ・プレミアリーグ第37節、ノッティンガム・フォッレストvsアーセナルがザ・シティ・グラウンドで行われ、アーセナルが0-1で敗戦。この結果、2位・アーセナルの逆転優勝の可能性が消滅し、首位・マンチェスター・シティのプレミアリーグ優勝が決定。シティは3試合を残して3連覇を達成することとなった。

【映像】アーセナルをどん底に突き落とした爆速カウンター!

 アーセナルは今季、開幕から唯一の5連勝を飾り、絶好のスタートを切った。その後も6試合目にマンチェスター・ユナイテッドに黒星をつけられたものの、その後も13試合無敗を記録するなど首位を快走していった。しかし、第30節のリヴァプール戦、第31節のウェストハム戦を引き分け、第32節は最下位・サウサンプトンにも先行を許す展開のなか、かろうじて追いついて3試合連続ドローとなるなど、勢いにかげりを見せてしまった。

 迎えた第33節、シティとの天王山はまさかの4失点を喫して敗北。首位が陥落したアーセナルはその後、第34節のチェルシー戦、第35節のニューカッスル戦と連勝を飾って"再逆転優勝"へ望みをつないできたが、前節、三笘薫が所属するブライトン戦では、なすすべなく0-3で敗戦。シティとの勝ち点が7ポイントと広がってしまった。

 アーセナルはこのフォレスト戦を入れ、あと2試合、シティは残り3試合。この試合は"負けた瞬間、シティが優勝"という崖っぷちも崖っぷちという状況で迎えていた。だが、アーセナルの思惑は空回りしてしまった。

 立ち上がりからアーセナルが主導権を握ったように見えたが、なかなか攻めきれない。すると18分、まさかの形で先制点が生まれてしまった。中盤でセカンドボールを拾ったアーセナルだったが、縦パスをもらったノルウェー代表MFウーデゴールがマイナス方向へリターンパスを送ると、味方との呼吸がずれてしまう。このミスを逃さず、ボールを拾ったギブス=ホワイトが中央をドリブルで持ち上がる。右前を並走したタイウォ・アウォニーにラストパスを送ると、このナイジェリア代表はGKの動きを見ながらワンタッチでゴールへと流し込んだ。

 先制したのは意外にも、残留争い中のフォレスト。その後は無理に攻め込まず、アーセナルに"ボールを持たせている"かのように、終盤まで両者者のポゼッション率はおよそ「アーセナル:フォレスト=80:20」という、極端な数字を示していた。しっかりと守備ブロックを敷くフォレストを、アーセナルが崩しきれない。

 刻一刻と時間が過ぎていくなか、アーセナルには焦りが見え始める。仮に同点で終わった場合も状況が好転するわけではなく、シティが次のチェルシー戦に引き分け以上となった瞬間に優勝が決まる。最後の最後まで望みをつなぐには、この試合で"あと2点"が必要である。その焦りが、好調だった頃のアーセナルの攻撃を曇らせていた。

 結局、最後までゴールを奪うことができずにタイムアップ。アーセナルはシティに優勝を譲り、19年ぶりのリーグ制覇とはならなかった。とはいえアーセナルの来季のUEFAチャンピオンズリーグ出場はすでに確定し、当初、その位置を目標にしていた彼らにとって、必ずしも不運なシーズンではなく、むしろ上出来のシーズンだったはずだ。
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【映像】アーセナル"痛恨ミス"でまさかのフォレストに敗戦
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三笘薫擁するブライトンが逆転優勝を目指すアーセナルに3-0で完全勝利!三笘も先制点の起点となる活躍で欧州カップ戦出場へ大きな勝ち点3
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