ブライトンは日本時間21日に最下位サウサンプトンをホームに迎える。
悲願であるUEFAヨーロッパリーグ(EL)出場権獲得に向けて、何としてもこの試合で「勝ち点3」をつかみ取りたいシーガルス(ブライトンの愛称)。 なぜなら残る対戦相手は、マンチェスター・シティと名将エメリの就任で勢いに乗るアストン・ヴィラだ。残り3試合で「勝ち点3」以上が欲しいブライトンにとって、この最下位チームとの戦いで星を落とすわけにはいかない。
満身創痍のブライトンvs11試合連続勝ちなしのサウサンプトン
ブライトンは、リーグの対戦成績でいうと2勝3敗6分けとセインツ(サウサンプトンの愛称)に勝ち越しを許しているものの、直近の4試合では負けがない。
だが右ウイングのマーチをはじめ、怪我人が続出している。負傷で離脱をしていたフェルトマンが戦列復帰するかもしれないという情報もあるが、依然として選手層の薄さは気になるところ。加えてこの試合は中2日で迎えるため、コンディションにも不安が残る。
対するサウサンプトンはすでに降格が決まっており、現在リーグ戦では11試合連続で勝ちがない。最後の勝利は3月5日に行われたレスター戦であり、2ヶ月以上ファンに勝利を届けられていない状況だ。そんななか、一人気を吐くのは主将 ウォード=プラウズ。直近のブライトンとの対戦2試合で3ゴールを決めており、相性は上々だ。右足から放たれる正確無比なキックを武器に、プレミアリーグにおける両クラブの対決では最多ゴールを決めている。
三笘のサイドは矛×矛の対決か
この試合において三笘とのマッチアップには右サイドバックのウォーカー=ピータースが予想される。ウォーカー=ピータースの長所は何と言っても推進力と瞬発力を武器にした攻撃センスだ。ウイングも顔負けの攻撃性能を持ち、チャンスを演出する。守備に関しては、サイズがないため、フィジカルや空中戦ではなく、ポジショニングで勝負するタイプだ。プレミアリーグの名だたる右サイドバック陣を翻弄してきた日本代表FWにとっては、そこまで苦しい相手ではないだろう。
ただ前述の通り、26歳のサイドバックは攻撃に定評のある選手であり、三笘は守備に専念させられないようにしたい。どちらの選手もボールを持つことができれば多くのチャンスをつくりあげることができるため、どの程度ボールを握ることができるかがこのマッチアップでのポイントとなるだろう。互いの攻撃がぶつかり合う三笘のサイドに注目だ。
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