ブラヒム・ディアス

 ミランに所属するMFブラヒム・ディアスが、自身の去就についてコメントした。21日、イタリア紙『フットボール・イタリア』が伝えている。

 ディアスは2020年夏にレアル・マドリードからミランにレンタル移籍で加入。2021年には2年のレンタル延長を行ったが、ミランとの契約は今季で満了を迎える。報道によると、ミランはシーズン終了後の7月に2200万ユーロ(約32億8000万円)で買い取るオプションを持っているが、レアルも2700万ユーロ(約40億1000万円)で彼を呼び戻す対抗オプションを持っているという。

 来季の去就に注目が集まる中、スペイン人MFは、5-1で完勝した20日のサンプドリア戦でゴールを決めた後に、観客に見えるように胸のエンブレムにキスをした。その行為について問われると、「ファンの皆さんに感謝するため。それを心で感じて、キスをしたんだ」とチームへの愛を語り、自身の将来については「どう言えばいいのかわからないけど、僕はここでとても幸せだよ。今シーズンはあと2試合残っているし、このチームのために全力を尽くしたい」と明言を避けつつ、「僕はまだ若く、成熟する必要がある。僕や他の選手が成長できるよう、素晴らしい仕事をしてくれた監督にも感謝している。僕たち、良い時も悪い時も、常に団結しているんだ」とミランでプレーすることの喜びを語った。

 23歳で名門ミランの10番を背負う逸材は、来季はどこでプレーすることになるのか。なお、ブラヒムの去就が今季でフランクフルトを退団する鎌田大地の移籍に影響するという報道もされている。

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