【プレミアリーグ】ノッティンガム・フォレスト1-0アーセナル(日本時間5月21日/ザ・シティ・グラウンド)
致命的なミスで、マンチェスター・シティへ優勝を明け渡してしまった。アーセナル主将ウーデゴールが中盤で相手選手へバックパスを送ってしまい、フォレストは一気にカウンターへ。このチャンスをアウォニーに決められ、これが決勝点となってしまったのだ。
両チームには”因縁”があった。アーセナルからすると、プレミアリーグでの対ノッティンガム・フォレスト戦は12戦で11勝と相性の良い相手だった。ただし、1997年に喫した一度きりの敗戦の際は、現在マンチェスター・シティに所属するハーランドの父、アルフ・インゲ・ハーランドが2ゴールを奪って敗れた試合だった。
首位チームを追う彼らにとって、なんとなく不吉な予感が漂っていた。
その不安が的中する。スコアレスで迎えた19分、アーセナルは敵陣内でボールを繋いでいたが、ウーデゴールがまさかのパスミスでノッティンガム・フォレストMFギブス=ホワイトにボールを渡してしまったのだ。
この時点でアーセナルの選手たちは高い位置を取っていたこともあり、両チームは2対2の数的同数でカウンターがスタート。前線に上がっていた左SB裏のスペースを取ったアウォニーがパスを呼び込むと、そこにドリブルで前進したギブス=ホワイトがスルーパス。ナイジェリア代表FWはGKとの1対1を決めきり、ホームチームが先制に成功した。
ABEMAで解説を務めた東大監督・林陵平氏は「これをゴールに繋げる力がありますよね。ラストパスもしっかりスペースに流し込みましたね。スピードを上げながらのドリブルなのでズレてしまう可能性があるのですが精度が高いですね」と、ノッティンガム・フォレストのカウンターのクオリティを称賛している。
視聴者からは「ウデゴなにやらかしてんだ」「ウデゴなら仕方ない」「なぜそこでパスの選択を」「ユニ赤だし間違えたんだろ」と、主将の珍しいミスに驚いている様子だった。
このゴールが決勝点となり、ノッティンガム・フォレストが1-0でアーセナルに勝利した。その結果、ホームチームは残り1節を残して残留を決め、逆に敗れたアウェイチームはライバル マンチェスター・シティの優勝を決めてしまう、痛恨の一敗となった。
(ABEMA/プレミアリーグ)