ブライトンは日本時間21日に行われたサウサンプトン戦で3-1の勝利を収めた。これで最低でも欧州カンファレンスリーグ出場権の7位以上でフィニッシュすることが確定し、2試合を残して来季の欧州大会出場を決めた。欧州大会出場はブライトンにとっては夢であり、クラブ史上初の快挙である。この偉業を成し遂げたことに対して、監督や選手たちはどのような感想を述べているのだろうか。
指揮官ロベルト・デ・ゼルビは試合後、ブライトンの公式サイトに掲載されたインタビューで「この感情を説明することはできないが、私の選手たちは非常にレベルが高く、素晴らしい選手たちであり、素晴らしい人々であることは確かだ。彼らはヨーロッパへの出場権を得るに値する」と、偉業を達成した選手たちを称えた。
そしてインタビュアーに「アルビオンをヨーロッパに導けると思った瞬間は?」と聞かれたイタリア人指揮官は、2月にアウェイで行われたクリスタル・パレス戦(1-1)を挙げた。「試合には勝てなかったが、ドレッシングルームで選手たちはとても悲しんでいた。試合後、私は彼らと話しましたが、その時、私は選手たちの性格を理解しました。4月と5月は14試合をこなし、非常に厳しい時期を過ごし、多くの選手をケガで失いましたが、心の中に何かを持っていれば、目標に向かって自分を追い込むことができます」と、最後の最後まで力を振り絞った選手たちを改めて称賛した。
『The Athletic』のアンディ・ネイラー氏の記事では「チームを変えようとは思わなかったし、イタリアに戻ろうとも、プレミアリーグの他のチームに行こうとも思わなかった。何年いたいかは分からないが、私にとっては名誉なことである。私は誇りに思っているし、この選手たち、この人たちと一緒に働くことをとても楽しんでいる」と、改めて残留を強調するコメントが掲載された。
また、3部時代からブライトンに在籍する生え抜きの主将ルイス・ダンクは、「もし、私がこのクラブに来たときに、ヨーロッパのコンペティションでプレーすることになると言っていたら、笑っていただろう」と冗談を交えながら喜びを爆発させた。そして「私たちは、このクラブにとって歴史的なことを成し遂げた、ドレッシングルームで非常に団結したグループです」とその団結力を強調した。
シーズン途中に指揮官とそのほかのコーチ陣を軒並み引き抜かれた中でもクラブ史上初の欧州大会出場を成し遂げた。デ・ゼルビのフットボールは欧州の舞台で、どれだけ通用するのだろうか。多くのファンが楽しみにしているに違いない。
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