驚異の早業!“タイヤ交換がたった5秒” 日本最速レースの鮮やかピット作業に「これは早い」と実況も思わず絶叫
【映像】僅か5.6秒の“超速”ピット作業

スーパーフォーミュラ】第4戦(決勝・5月21日/オートポリス)

 レースでは、もちろんドライバーが主役だ。しかし、1分1秒……いや、0.1秒0.01秒を争うレースの世界では、ドライバーの走りと匹敵するくらい大切なものがある。それがタイヤ交換などをおこなうピット作業だ。

【映像】僅か5.6秒の“超速”ピット作業

 例えば、どのマシンも同じ条件下なら、ドライバーがコース上でタイムを縮めるのは、実は極めて難しい。毎周0.1秒詰められるか詰められないかというせめぎ合いのなか、何周も走ってようやく1秒縮められるかどうか、というレベルの話なのだ。それを踏まえると、ピットでタイヤ交換をする時間がどれだけ大切なものなのか、なんとなくおわかりいただけるだろう。

 第4戦で、特に素晴らしいピット作業を見せてくれたのが、優勝を果たしたリアム・ローソンが所属するTEAM MUGENだ。他のチームが6〜7秒台でピット作業を終えるなか、5.6秒という好タイムでローソンを送り出すことに成功した。このチームワークの良さも、今回の優勝に貢献したと言っていいだろう。

 レースをよく知っている人は、「でも、F1は早いと2秒前後の時もあるよね?」と思うかもしれない。しかし、実はF1ではピットクルーの人数制限がなく、およそ20人以上がピット作業にあたっているのだ。

 それに対して、スーパーフォーミュラは、ピット作業ができるのは最大6名と決められている。約半分以下の人数でこのタイムが叩き出せるのは、スーパーフォーミュラのメカニックたちの働きぶりが素晴らしいということに他ならない。

 スーパーフォーミュラは、もちろんレースは面白いが、ピットクルーの鮮やかなピット作業も是非楽しんでみてほしい。

ABEMA『スーパーフォーミュラ2023』/(C)JRP)

【映像】僅か5.6秒の“超速”ピット作業
【映像】僅か5.6秒の“超速”ピット作業
【映像】「全て使い切った」気迫のオーバーテイク
【映像】「全て使い切った」気迫のオーバーテイク
【映像】大湯 脅威の追い上げもまたも痛恨の“接触”
【映像】大湯 脅威の追い上げもまたも痛恨の“接触”
【映像】坪井&坂口の好スタート! 接近戦の1コーナーを制するのは!?
【映像】坪井&坂口の好スタート! 接近戦の1コーナーを制するのは!?
【映像】「全て使い切った」気迫のオーバーテイク