「レベルが違う」“F1に最も近い男”ローソンの走りに驚愕…「初めて走る場所で結果残している」解説も舌を巻く凄さの秘密
【映像】見た目も“レッドブルF1” ローソン圧巻の走り

スーパーフォーミュラ】第4戦(決勝・5月21日/オートポリス)

 “F1に最も近い男”、リアム・ローソンが今季2勝目を飾った。レッドブルF1でリザーブドライバーを務めるローソンの圧巻の走りに、視聴者からも「やっぱり速いなぁ レッドブルに認められるだけある」「ローソンのF1が近くなっていくな」などのコメントが寄せられ、反響を呼んでいる。

【映像】見た目も“レッドブルF1” ローソン圧巻の走り

 予選2番手からスタートしたTEAM MUGENのローソンは、鋭いスタートをみせた同3番手の阪口晴南に先行を許すも、13周目に早めのピットイン。新品タイヤで素晴らしいペースを刻み、阪口と1番手スタートからレースをリードしていた坪井翔の前に出ることに成功。

 その後も安定したペースを刻む素晴らしいレース運びで見事、優勝。チャンピオンシップポイントでも57点で4戦目を終えて首位に浮上した。

 ローソンは、ニュージーランド出身の22歳。先述のとおりF1のレッドブル・レーシング及びジュニアチームのスクーデリア・アルファタウリでリザーブドライバーを務めている若手有望株。この2チームのレギュラードライバーが欠場となれば、レースによっては即座にF1デビューを飾る可能性もある。

 そんな“F1に最も近い男”と言っても過言ではないローソンに、ABEMAで解説を務めたレーシングドライバーの中山雄一も、「レベル(の違い)を目の当たりにさせられますね。やっぱりこれからF1乗るぞというふうに世界が認めているドライバーですからね」とコメント。

 具体的な凄さについて「決勝(レース)が強いのは最初からだったが、予選でもどんどん速くなっている。他の選手は10年以上走っていたりするなかで、慣れない環境で初めてのサーキットを走り、結果を残している」と解説。「ここで結果を残せなければ、F1へのプランが水の泡になってしまう。そういった意味でもプレッシャーは非常に強いと思う」と、改めてその凄さを評価した。

 これまでスーパーフォーミュラからは、ストフェル・バンドーン(2017〜2018年にマクラーレンからF1フル参戦)やピエール・ガスリーがF1にステップアップした経緯がある。

 特にガスリーは、F1昇格後2020年にアルファタウリで自身初優勝も果たし、現在もアルピーヌF1から参戦を継続している。

 それだけに、F1ドライバーを輩出するスーパーフォーミュラとポイントリーダーのローソンの今後から目が離せない。

(ABEMA『スーパーフォーミュラ2023』/(C)JRP)

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