ジョゼップ・グアルディオラ監督

 マンチェスター・Cを率いるジョゼップ・グアルディオラ監督が、プレミアリーグ制覇の喜びを語った。21日、イギリスメディア『スカイスポーツ』が伝えている。

 プレミアリーグ第37節が21日に行われ、マンチェスター・Cはホームでチェルシーと対戦。前日、2位アーセナルが敗れたため、プレミアリーグ3連覇が決定していたマンチェスター・Cは、12分のフリアン・アルバレスのゴールが決勝点となり、1-0で完封勝利。プレミアリーグ戦12連勝でリーグ制覇に華を添えた。

 リーグ制覇を成し遂げたことで、グアルディオラ監督はイングランドの主要タイトル獲得数が「10」に到達(プレミアリーグ5回、リーグカップ4回、FAカップ1回)。データサイト『OPTA』によると、10個以上のタイトルを獲得したのは、サー・アレックス・ファーガソン氏、ボブ・ペイズリー氏、ジョージ・ラムジー氏、アーセン・ベンゲル氏に続いて史上5人目の指揮官に。なお、わずか7シーズンでの達成となった。

 試合後、グアルディオラ監督は「6年間で5回目、12年で7回目のプレミアリーグ制覇だ。6年で5回も勝てるなんて思ってもいなかった。例外的なことを達成したという感覚はある。これは尋常ではないことだ。これがどれほど例外的なことか人々は知っている」と誇らしげに語った。

 プレミアリーグでは圧倒した成績を残している一方で、2016年から率いているマンチェスター・Cでは唯一チャンピオンズリーグ(CL)のタイトルを獲得できていないグアルディオラ監督はこのことを認めつつ、6年間で5回もリーグ優勝していることは並外れたことであることも強調した。

「しかし、最も偉大なチームとして認識されるためにはチャンピオンズリーグで優勝しなければならないと思う。そうでなければ完璧ではないからね。マンチェスター・Uやリヴァプールのように最高のチームの一つとして見られるためにはチャンピオンズリーグで勝たなければならない。だが、それと同時にヨーロッパの大会で勝てなかったとしても、プレミアリーグで勝ってきたことが無駄だというのは不公平だ」

「もちろん、それは理にかなっていて、重要なことだ。これは毎日、毎週のことで、このクラブは6年で5回、10年で6回、12年で7回も優勝している。これは驚くべきことだ。自分のやってきたことに称賛と価値が与えられるためにはチャンピオンズリーグで勝たなければならないというのは不公平だが、私たちはそれを受け入れなければならない」

「ずっと前まで、人々は私がチャンピオンズリーグに勝たなければならないとは言わなかったが、これだけのことをやってのけてきたから、チャンピオンズリーグに勝たなければそれが完成しないことは知っている」

「でも、このようなプレッシャーを感じながら、トレーニングすることはとてもいいことで、必要なことだ。お互いによく話し合って、やらなければならないと言い合っている。同時にクラブがこのようなやり方を続ければ、遅かれ早かれ勝つだろう。だが、私たちは今そこにいるのだから、挑戦しなければならない」

 今シーズンのCLではレアル・マドリードを下して2シーズンぶりの決勝進出を果たしたマンチェスター・C。6月10日に行われる決勝ではインテルと対戦することが決定しているが、果たして念願のビッグイヤーを獲得することはできるのだろうか。