イルカイ・ギュンドアン

 アーセナルがマンチェスター・C所属のドイツ代表MFイルカイ・ギュンドアンの獲得を検討しているようだ。22日、イギリスメディア『アスレティック』が伝えている。

 今シーズンのプレミアリーグで序盤戦から首位を快走し、19年ぶりの優勝への期待も高まっていたアーセナル。しかし、後半戦は失速が目立ち、現地時間20日に行われた第37節ではノッティンガム・フォレストに敗れ今シーズン初の連敗。1試合消化の少ないマンチェスター・Cの3連覇が確定し、久々のタイトル獲得という夢は潰えた。

 悔しい最終盤を過ごすこととなったアーセナルだが、クラブは来シーズン以降のさらなる躍進に向けて、来る夏の移籍市場では積極補強に乗り出す可能性が高いと伝えられている。とりわけ、ミケル・アルテタ監督が最優先事項と捉えているのが中盤の戦力拡充。長きに渡って中心選手として活躍してきたスイス代表MFグラニト・ジャカの退団も囁かれる中、現在はウェストハム所属のイングランド代表MFデクラン・ライスやブライトン所属のエクアドル代表MFモイセス・カイセドへの関心が明らかになっている。

 そして今回の報道によると、アーセナルは“王者”マンチェスター・Cの中心選手であるギュンドアンの獲得を本格的に検討しているという。これまで数々のタイトル獲得に大きく貢献してきたギュンドアンだが、クラブとの現行契約は6月末で満了に。かつてマンチェスター・Cでアシスタントコーチを務めていたアルテタ監督は、ギュンドアンの能力を高く評価しており、クラブの同選手への関心を後押ししているとのこと。今シーズンはジャカが主力を務めた左インサイドハーフでの起用を検討しているようだ。

 なお、ギュンドアンについては、マンチェスター・Cとの契約延長の可能性も残されている模様。移籍市場に精通するジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏によると、クラブは同選手に対し1年間の延長オプションが付いた1年契約を提示したようだ。バルセロナからの関心も明らかになっているが、ギュンドアン本人は現時点でいかなるオファーも受け入れておらず、今後数日間はマンチェスター・Cとの交渉が継続される見込みだという。

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