【プレミアリーグ】ブライトン3-1サウサンプトン(日本時間5月21日/アメックス・スタジアム)
今季5点目のアシストを決めた日本代表・三笘薫のクレバーさを、元北朝鮮代表・鄭大世氏は絶賛した。先制点を奪って勢いに乗ったブライトンは、チームの若きエースのゴールで流れを引き寄せる2点目も立て続けにゲット。この2点目をアシストした三笘の絶妙なクロスには、日本代表FWの選択肢の多さと周りを活かす技術がつまっていた。
ファーガソンのゴールでブライトンが先制に成功して迎えた40分、敵のパスをカットした三笘は瞬く間に加速しショートカウンターを炸裂。持ち前の快足を活かして、あっという間に相手守備陣を置き去りにすると、中央に走り込んでいたファーガソンに右足で絶妙なパスを出した。日本代表FWの完璧なクロスに、18歳のフォワードは冷静に合わせ、見事追加点を奪うことに成功した。
ABEMAで解説を務めた鄭大世氏は試合後の『Today’s Selection』のコーナーで「ドリブルにこだわるのではなく、周りを使えるクレバーさがある」と三笘を絶賛した。生粋のドリブラーであればドリブルで相手選手を抜きにかかるところ、日本代表FWはすぐさま中央にパスを出した点に注目。鄭大世氏によれば、相手センターバックが下がる前にクロスを上げることで、フォワードが簡単にゴールを決められるという。鄭大世氏が「三笘選手はそれをわかっている」とコメントしたように、26歳のフォワードのサッカーIQの高さは驚異的なようだ。
また実況を務めた山崎弘喜氏は「ドリブルができるのに、あえてしない」とこのプレーを総括。幅広い選択肢を持つ三笘だからこそ、得意のドリブルではなく得点を取るための最適な方法を選ぶことができたようだ。
実際、視聴者たちからも「スピードでちぎったな」「アシストのパスもえぐない?」「デ・ブライネかと思ったわ」「気持ちいいなー」「まじでサッカーiQ高いな」などプレーの様々な面を褒め称えるコメントが寄せられた。
日本代表FWはこれで今季のリーグ戦において5アシスト目を記録。プレミアリーグ初挑戦ながら、7ゴール5アシストと圧巻の活躍を見せている。この試合も輝きを放ち、チームの勝利に貢献し、悲願の欧州カップ戦出場を手繰り寄せた。今シーズンはあと2試合、三笘の活躍から目が離せない。
(ABEMA/プレミアリーグ)