ニューカッスルが今シーズンのプレミアリーグにおける4位以内を確定させ、来シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)出場権を獲得した。
プレミアリーグ第37節が現地時間22日に行われ、ニューカッスルは本拠地「セント・ジェームズ・パーク」にレスターを迎えた。引き分け以上で4位以内が確定するニューカッスルは、ホームの大声援を受け序盤からレスターを圧倒。しかし、23本を数えたシュートはポストや相手守備陣の必死の対応に阻まれ、最後までネットを揺らすことは出来ず。それでもレスターをシュート1本に抑え、試合はスコアレスドローで終了した。
この結果、ニューカッスルの勝ち点は「70」に到達し、5位リヴァプールとのポイント差が「4」に拡大。現地時間28日に行われる最終節を残して4位以上が確定し、来シーズンのCL出場権を獲得した。ニューカッスルが最後にCL本戦に出場したのは2002-03シーズン(翌03-04シーズンは予選3回戦で敗退)。今回のCL出場権獲得はクラブにとって実に20年ぶりの快挙となった。なお、一桁順位は5位になった2011-12シーズン以来、トップ4フィニッシュについては2002-03シーズン以来となっている。
1990年代初頭から中盤にかけて数多くのタイトルを獲得したニューカッスルだが、近年その成績は低迷。2008-09シーズンと2015-16シーズンにはプレミアリーグで18位に沈み、2部降格の憂き目に遭った。2017-18シーズンのプレミアリーグ復帰後は中位を彷徨っていたが、一昨年10月のサウジアラビアの公共投資ファンドによる買収と同11月のエディ・ハウ監督就任後に状況が好転。積極的かつ的確な補強を軸にチーム力の強化を進め、今シーズンは開幕から好調を維持していた。
現在はマンチェスター・Cとアーセナルに次ぐ3位につけているニューカッスルは、現地時間28日に行われる最終節でチェルシーとのアウェイ戦に臨む。1試合消化の少ない4位マンチェスター・Uとの勝ち点差は暫定「1」となっている。